小橋順明 solo exhibition 「愛らしい毒針」会場のBAMI galleryです。何気に初めて。
小橋順明 solo exhibition 「愛らしい毒針」
2022.12.2-2022.12.7
13:00-17:00 最終日16:00閉廊
BAMI gallery
京都市下京区二人司町21番地
皿の上に「虫」(昆虫やクモ、サソリ)が乗っている状態での展示。
メインの展示のサソリ(チャグロサソリ)をギャラリー中央に配し、壁にオニヤンマ、羽を広げたカブトムシ、ジョロウグモ、アリ、そしてトンボ、蝶、アリ、カブトムシ、クワガタムシなどの昆虫を一堂に集めて展示。
この昆虫たちは陶器でかなりリアルに作られている。
昆虫たちが乗っている皿ももちろん作家さん作。
作家さんが在廊されていたので作品についての話を聞く。
パーツを作り、それを接着して組み上げる製作法だそうな。
それにしても細かい作りだ。昆虫の脚の先の二本の爪もしっかり作られている。
小橋順明「愛らしい毒針」。花柄の皿に乗るサソリ(チャグロサソリとのこと)。
ずっしりとした質感。今にも動き出しそうなリアリティ。
メイン展示のチャグロサソリは、花柄の皿の上に乗っている。恐ろしい毒針を持ったサソリと優しい花柄の陶器、その対比を見せたかったという話。
だから上に乗るサソリはリアルなものでなくてはならないと。かなりの質感があり、迫力がある。
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小橋順明「皿にカブトムシ備前上絵ハート文」。白皿に乗るカブトムシ。羽根の1枚にハートマーク。
茶色の羽根や身体とハートマークのある羽とのギャップが面白い。
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小橋順明「オニヤンマ」。白皿に乗るオニヤンマ。
羽根の脈筋、薄さに目が行く。
オニヤンマの羽根、さすがに透明ではないけれども脈の筋も入れられているし、陶器でかなり薄く作られているのもポイント高い。
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小橋順明「蟻」。白皿に乗る蟻。
詳細がわからないほど小さい。ルーペ欲しい。
アリを作ろうというのもすごい。この小ささ。ちょっとルーペ置いて欲しかったくらい。
大きな皿の真ん中に小さなアリ。これも対比なんだろうな。
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小橋順明「ジョロウグモ」。外の枠に柄のある皿に乗るジョロウグモ。
脚部の作り込み、質感や光沢が素敵。皿の柄は網を意識した?
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トンボ、蝶、アリ、カブトムシ、クワガタムシなどの昆虫を一堂に集めて展示した作品。それぞれの虫たちのずっしりした存在感が良い。
周囲の茶色部は樹液を意識したのだろうか?木に集まる昆虫たち、蟻の位置が絶妙。
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作品を展示しているギャラリー内。中央にメインの「愛らしい毒針」があります。