ネコじかけのBlog

うちの猫(シマ)とフィギュア、外猫の記録。
VOCALOID関連の話題、展示会のレポート。

タグ:フェルメールからのラブレター展

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ギャラリー散策 に参加中!
フェルメールからのラブレター展@京都市美術館

フェルメールからのラブレター展
 2011.6.25-2011.10.16 月休(祝は開館)
 9:00-17:00
 京都市美術館
 京都市左京区岡崎円勝寺町124

 ここに来るのも3回目となりました。

 今日は、写真を撮っている人として、フェルメール3作品を見てみることにする。

 もし、この絵が写真だったら、
 「手紙を書く女」はあからさまにこちらを意識したカメラ目線だ。
 カメラマンが「はい、こっち向いて。」と言って撮ったという感じを受ける。
 女も自分の一番いい顔を知っているんじゃないか、撮られ慣れてる感がある。

 後の2作品はカメラを意識しているようには思えない。隠し撮りを思わせる。

 「手紙を書く女と召使い」の女は手紙を書くのに必死のパッチでこちらを注視する余裕すらなさそう。
 声をかけると無視されるか、怒鳴られるかという感じを受ける。
 召使いは余裕はあるが、こちらには関心がないようだ。

 「手紙を書く青衣の女」は手紙を読むのに夢中で、心ここにあらずという感じ。
 半ば放心状態で、いい顔をしようと言う考えもない。一番自然な表情が出ていると思わせる。

 7月、8月、9月に美術館へ来たが、後になればなるほど人が多くなっている。10月になると待ち時間も出るかも。
 もしかしたら、9月でも週末は待ち時間あるのかな。

 ■フェルメールからのラブレター展@京都市美術館 に行ってきました。(2011.7.3)
 ■フェルメールからのラブレター展@京都市美術館 に行ってきました。2回目(2011.8.10)

(2016.4.15追記)
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フェルメールからのラブレター展@京都市美術館

フェルメールからのラブレター展
 2011.6.25-2011.10.16 月休(祝は開館)
 9:00-17:00
 京都市美術館
 京都市左京区岡崎円勝寺町124

 2回目です。(1回目レポはこちら
 夏休み仕様なのか、屋内に展示室への入館を制限するための広い待合室が設けられている。
 そのため、展示スペースが少なくなっている。
 展示点数も少なくなっているような感じがするのは気のせいだろうか。

 今日は愛玩動物に注目してみた。
 この時代、愛玩動物と言えば、鳥か犬なんだろうか。
 鳥かごはかなり多くの家庭で描かれていたし、寓意のキーワードにもなっている。

 犬は猟犬もいたが、むしろ中、小型犬が多く見られる。
 テーブルの上に寝ていたり、芸をしてみたり。
 大概の小型犬が白と茶色の長毛だ。
 何と言う犬種かはわからないが、この時代の人気犬種だったのだろうか。

 それに比べて猫は確認できたもので、たった1点。
 しかも暖炉のそばで背中を向けて暖を採っている。
 多分白黒ネコ。
 ちょっとさみしい。

 風俗画が主な作品なので、屋内の絵が多いが、街中の家庭と農村部の家庭とは雰囲気が異なるのがわかる。
 街中の家庭は普通の家庭でも小綺麗だし、洗練されている感じ。
 農村部の家庭は乱雑で奔放さが目立つイメージ。

 最後に、フェルメールの話。
 フェルメールの関連年譜を見ていると、フェルメールが亡くなったのが43歳、奇しくも今日8月10日で私も43歳。
 まあ、偶然だろうけど、何かの縁と言うことにしておく。

 今回のフェルメールの3作品、見ていて面白いのが「手紙を書く女と召使い」。
 何たって召使いの窓の方を眺めながら意味深な表情を浮かべているのがいい。

 よそ行きの感じがするのが「手紙を書く女
 描かれるのを意識しているところがそんなイメージ。

 そして、柔らかく、カッコつけていないイメージが「手紙を読む青衣の女」。
 手紙に夢中な姿が何とも飾り気がなくていい。

 そう言えば、日本語では、全て「女」となっているが、英語では「手紙を書く女と召使い」と「手紙を書く女」は”Lady”、「手紙を読む青衣の女」は”Girl”になっているのはなぜだろう。

 外見から「手紙を書く女」の女の人が一番若そうな感じがするのだが。
 黄色いガウンに頭には黄色いリボン、耳には真珠の耳飾りがあるから、そう見えるのかな。

 次に見にきた時はどんな感想を抱くのか楽しみだ。
 気に入ったものは何度見に行ってもいい。

 ■フェルメールからのラブレター展@京都市美術館 に行ってきました。(2011.7.3)
 ■フェルメールからのラブレター展@京都市美術館 に行ってきました 3回目。(2011.9.8)

(2016.4.15追記)
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フェルメールからのラブレター展@京都市美術館

フェルメールからのラブレター展
 2011.6.25-2011.10.16 月休(祝は開館)
 9:00-17:00
 京都市美術館
 京都市左京区岡崎円勝寺町124

 ようやく見に行くことができた。

 実はもっと人がいるんじゃないかと危惧していたのだが、全くの杞憂。
 日曜日でもスムースに入場できて、拍子抜けしてしまった。
 ちなみに、公式サイトには待ち時間の目安が表示されています。

 事前に購入しておいたフェルメール3枚特別券の引換券を窓口で渡し、交換してもらった。

 美術館の学芸員さんの講演会があるとのことで、入り口で整理券を受け取る。
 入場して気がついた。講演会までの時間があまり無かったんだった。
 途中出場の手続きをとって、講演会場へ向かう。

<講演会「オランダ室内画-主人公は女性だが-」>
 2011.7.3
 14:00-15:30
 京都市美術館学芸課長 尾崎真人氏による講演。
 京都市美術館 講演室
 京都市左京区岡崎円勝寺町124

 オランダ室内画
  寓意がわかればより楽しめる。

 オランダはプロテスタントが大勢。
 カソリックは偶像崇拝のための宗教画が必要だが、聖書回帰のプロテスタントには必要ない。
 よって、宗教画から日常生活を描いた絵画へと変遷していく。

 静物画(象徴、教訓的ただし宗教より俗物的)
 +
 風俗画(ドイツ銅版画)
 ↓
 室内画(不道徳に対する警告、女性の美徳を示す絵画)

 17世紀には光と色の研究の成果である絵画も登場。→フェルメール

 フェルメールの絵画は、室内画(風俗画)から一歩進んでいる。

 絵の中にわかりやすい寓意が散りばめられていない。あまり物がない。
 しかしながら、寓意も込められている。

 「手紙を書く女」で言うと、画中画に楽器が描かれていることから、愛を示しており、耳飾りの真珠は真実を示すことから、書いている手紙はラブレターであると読み取れる。

 しかし、これらから読み取らなくても、彼女の表情を見ると、この手紙がラブレターであるということは一目でわかる。
 周囲の寓意を示す物から読み解かなくても、何を示しているかがわかる。

 風俗画のように説教がましくない。

 「手紙を書く女と召使い」には寓意以外に、時間の経過が込められている。

 テーブルの前にあるロウと握り潰された手紙によって、テーブルで手紙を書く前になにをしたかと言うことが示されている。

 しかし、これがどのような状況、感情で行われていたのかは解釈によって変わってくる。

 画中画の寓意は寛容さである。

 これらのヒントからどう考えるかは鑑賞者次第であり、鑑賞する者の考える余地を与えてくれている。
 単なる風俗画のように教訓的ではない。

 フェルメールの絵が自然に入ってくるのはこういう事だったかと納得。
 風俗画も読み解く面白さがあっていいのだが、そういう見方しかできなくなってしまっていたことに気付かされた。
 そう言えば写真を見るとき、スムースに自分の中に入ってこない作品を見るとどうしてもこねくり回して考えてしまう。

 スムースに入ってくる絵画や写真をもっと見てみたいものだ。

 講演会が終わり、いよいよ鑑賞タイム。

<フェルメールからのラブレター展>
 2011.6.25-2011.10.16
 月休(祝は開館)
 9:00-17:00
 京都市美術館
 京都市左京区岡崎円勝寺町124

 コミュニケーションをテーマに集められた絵画たち。
 会話や人々の触れ合いなどから、手紙にクローズアップし、メインのフェルメールの3作品に繋ぐと言う興味深い配置だった。

 気になった絵画の感想は以下の通り。

 「教師にお仕置きをされる生徒」 ヤン・ステーン
  ヤン・ステーンの風俗画は結構気に入っている。
  この絵もやっぱり面白い。
  中央の少女の嫌味ったらしい笑みがいい味出してる。

 「ラブレター」 ヤーコブ・オホテルフェルト
  手紙を読む少女の表情や仕種がとても魅力的。
  恋してるなあって感じが伝わってくる。

 「羽根ペンを削る学者」 ヘリット・ダウ
  気難しいオヤジが羽根ペンをナイフで削っている。
  うまく削れるように目を凝らしている顔が面白い。

 「ヤーコブ・ビーレンスとその家族」 ヘンドリック・マルテンスゾーン・ソルフ
  奥の暖炉の前を見ると・・・キジ白ネコが!
  この時代の風俗画には犬は寓意としてよく描かれているが、猫はあまり見受けられないような気がする。

 「手紙を書く女」 ヨハネス・フェルメール
  こちらを向く女性の柔らかな顔つきがいい。
  黄色を基調とした服装も柔らかな雰囲気を醸し出している。

 「手紙を書く女と召使い」 ヨハネス・フェルメール
  手紙を書いている女性より、召使いの女性の窓をチラッと見た意地悪そうな表情が面白い。
  こちらの方がメインじゃないか。

 「手紙を読む青衣の女」 ヨハネス・フェルメール
  落ち着いた横顔が魅力的。
  目が少し寂しげなところも描かれているところも素晴らしい。


 身振り手振りも有効ですよと言うマニュアルやラブレターの書き方指南のマニュアル本があったり。
 そして、手紙のやり取りはe-mailなど方法が多くなって、今も頻繁に行われている。

 当時のコミュニケーションも現代のコミュニケーションも基本は変わらない。

(追記)
 ■フェルメールからのラブレター展@京都市美術館 に行ってきました 2回目。(2011.8.10)
 ■フェルメールからのラブレター展@京都市美術館 に行ってきました 3回目。(2011.9.8)

(企画展に参加します。)
 水ノ流ルル(7.12-7.17、神戸 アトリエとギャラリー 晴空)
 写真での参加です。

(2016.4.15追記)
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うちのネコ3 に参加中!
喰らいつく。
 喰らいつく。
 やっぱりお前は草食男子。
 なんでそこまで草にこだわるか?


 今からとても楽しみにしている フェルメールからのラブレター展(京都 京都市美術館、6.25-10.16)

 京都展限定の「フェルメール3枚特別券」と言うものがあると昨日知りまして(ちと遅い)、早速シンフォニーホールに購入しに行ってきました。

 しかしここでは引換券しかもらえず、プレミア特別券を受け取れるのは鑑賞当日になってしまいました。

 6月を楽しみに待つことといたします。


(参加します)
  続・男写真展(4.27-5.2、大阪 22tu-tu gallery)
  公開グループ展「猫ふんじゃったな@」(5.10-5.22、大阪 ギャラリーマゴット)

(2016.4.15追記)
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うちのネコ3 に参加中!
しっぽ捕まえた。
 しっぽ捕まえた。

 多分うちのシマだけじゃないと思うけど、しっぽを追い掛け回してぐるぐる回ってることってありますよね。
 しっぽがまるで別の生物かのように、執拗に追い掛け回す。
 しっぽのことを本当はどう思っているのかきいてみたい。

 うれしいお知らせ。
 朝日放送の60周年記念イベントで、京都にフェルメール作品がやってきます。
 フェルメールからのラブレター展
 2011.6.25-2011.10.16
 京都市美術館

 「手紙を読む青衣の女」
 「手紙を書く女」
 「手紙を書く女と召使」
 のフェルメール三作品+オランダ風俗画を中心に40数点。

(ネコ関連イベントの備忘録)
 ネコ関連の写真展や作品展、イベントを今わかる分並べておきます。
 詳しくはリンク先で確認を。
  蔵書票の楽しみ展(大阪 MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店7階 Salon de 7、-1.30)
  犬猫写真展「犬の日々、猫の日々」(大阪 NADAR/OSAKA、-1.23)
  JPA展(大阪展)(大阪 大阪市立美術館 地下展覧会室、-1.23)
  「自分らしいしゃしん」展Vol.2(大阪 壹燈舎、1.25-1.30)
  第六回 おうちにゃんこ展『おうちにゃんこの変貌』(京都 キトゥンカンパニー、2.2-2.22)
  ヒナタ雑貨市(大阪 ひなた、2.4-2.15)
  平太展 in 門司港(北九州 めがねのヨシダ 門司港店2Fギャラリー、2.10-2.14)
  写真展「ねこ猫ねこ」(大阪 ギャラリーアルテスパーツィオ、2.22-2.27) ←  出展します!
  スロー猫しめじとネコ雑貨市3(大阪 ひなた、3.17-3.22)
  マルタねこ2(大阪 catteria cloud nine、4.26-5.15)
  まるごと猫フェスティバル(大阪 阪神百貨店梅田本店 8階催場、5/4-5/10)
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