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特別展「きのこ!キノコ!木の子! 〜きのこから眺める自然と暮らし〜」
 2018.7.21-2018.10.21
 月休(ただし月曜日が休日の場合はその翌日) ※8月13日(月)は開館
 9:30-17:00 入館16:30まで
 観覧料:大人500円
 大阪市立自然史博物館 ネイチャーホール
 大阪市東住吉区長居公園1-23

 展示会HP

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 最終日、滑り込みで観覧してきました。
 きのこの生態から研究、きのこアートまでを数多くの標本や図表によって紹介している。
 まさにきのこ尽くし、好きな人にとっては垂涎の展示でした。

 みんなになじみのある台所からスタートし、食材として見かけるマッシュルーム、シイタケなどの紹介から今や高級食材となってしまったマツタケへ展示が続く。
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 マツタケから日本の自然を見る。
 今や高級品だけど、昔はたくさん採れたマツタケ。
 マツタケ狩りもレジャーとして成り立っていた。
 でも今は絶滅危惧種。
 人が山に入らなくなるなどの要因で植生が変わり、痩せた土地で育つマツタケが生えなくなってしまった。

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 マツタケから一般の自然のきのこへ展示は変わっていく。
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 里山のきのこと大きなきのこ。

 私が特に気になったのは、毒きのこ、冬虫夏草、そして、変形菌(きのこではないが)の展示。
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 触ると危険なカエンダケ、そして毒きのこの展示。
 研究者でも毒のあるきのこを見分けるのに失敗して中毒を起こしてしまった話が書かれてあった。
 「命をかけるほど美味しいきのこはありません。」

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 虫から生えてくる冬虫夏草。漢方にも用いられたりする。写真はセミタケ(左)とハチタケ(右)。

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 変形菌。きのこではないが生態が面白い。


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 ところどころにクイズがあったり、子供に気を惹かせる工夫も。

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 きのこ研究者のスケッチ、図鑑、模型、標本の展示からきのこアート作品展示の流れもいい。
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 きのこのスケッチときのこアート。

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 マツタケ発生のジオラマと小島秋彦さんの木彫り作品「Mushroom Book1」。

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 モビールが天井からつるされ、ゆらゆら揺れて影もゆらゆら揺れる。

 最終日だけあって人が多かった。
 展示や資料が多くて、ここにはすべて出し切れない。
 皆さん是非、と言いたいところだけど、本日10/21で終了です。
 またの展示に期待しましょう。