ネコじかけのBlog

うちの猫(シマ)とフィギュア、外猫の記録。
VOCALOID関連の話題、展示会のレポート。

カテゴリ:展示会・講演会 2011

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ギャラリー散策 に参加中!
現代絵画の展望 24の時の瞳@旧新橋停車場 鉄道歴史展示室

現代絵画の展望 24の時の瞳
 2011.12.6-2012.3.18
 月、年末年始休
 11:00-18:00
 旧新橋停車場 鉄道歴史展示室
 東京都港区東新橋1-5-3

 先日、小川信治個展「Closed Book」が開催中のYumiko Chiba Associates viewing room shinjuku のスタッフの方に教えてもらった展示会。ここにも小川信治氏の作品が出展されている。

 出展されていたのは、「バルコニーにて1」 「バルコニーにて2」の2枚。Behind Youシリーズ。
 少女が真ん中にいるものと二つに割れて左右端にあるもの。
 少女を真っ二つに割ることで、主役と脇役が変わる。
 もちろん単に割っただけではなく、微妙に見る位置を変えているのも秀逸。

(20160416追記)
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ギャラリー散策 に参加中!
小川信治個展「Behind You/Closed Book」DM

小川信治個展「Closed Book」
 2011.12.2-2011.12.24
 日月祝休
 12:00-19:00
 Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku
 東京都新宿区西新宿4-32-6 パークグレース新宿#206

 実はこれがメイン。
 ■小川信治展−干渉する世界−@国立国際美術館。で小川信治氏を初めて知り、とても気になっていました。
 今回、個展が久しぶりに国内で開催されるというので、見に行って来ました。

 「Then and Now , Edinburgh」
 「Then and Now , Paris」
 本のカラーページに描かれている作品。
 多分、元は昔の建物のモノクロ写真とその建物の現在のカラー写真が見開きの両ページに印刷されていて、説明が書かれている本だと思う。
 そのモノクロ写真から現在のカラー写真までをつなぐように街並みや草木、人物などが描かれている。
 元々あった説明の文章を少し透かして残してあるので絵であることがうっすらわかる。

 「晩鐘」
 よく知られたミレーの名作。
 人物を片方ずつ消した絵を2枚。Without Youシリーズ。
 人のいなくなったところの背景はちゃんと補間されている。

 「The Terrestrial Globe.」
 「The Celestial Sphere.」
 myriorama cardという花札くらいの大きさの長方形のカードの間を三角形の紙で埋め、その紙にカードに描かれている絵を補間して円形に並べ、全く別のものに仕上げている。

 最初、普通の絵や写真、本のページなどが並べられているので、スルーしそうになる。
 しかしよく見ると変だ。
 絵としてしっかり成り立っているが、何かしら描き加えられていたり、消されていたり。
 どこからが彼の手によるものなのかわからない。
 今回、作品数は11点と少ないものであったが、丹念に見回った。

 新橋の鉄道歴史展示室で開催されている展示会に小川信治氏の作品が1点展示されているとギャラリーの方が教えてくれた。
 これは見に行かねば。

(20160416追記)
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ギャラリー散策 に参加中!
プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影展@国立西洋美術館

プラド美術館所蔵「ゴヤ 光と影」
 2011.10.29-2012.1.29
 月(祝日の時は翌日)、年末年始休
 9:30-17:30 9:30-20:00 金
 国立西洋美術館
 東京都台東区上野公園7-7

 版画や素描が多いのは少し華やかさに欠ける。
 彼の風刺はとても面白いんだけどね。
 売春婦に全てをむしりとられる男たちは頭は人なんだけど身体は鳥になってたり。

 「素描帖C 94番 地球の自転を発見した咎により」
 ガリレオ・ガリレイが異端審問にかけられ、手枷を付けられて苦しそうな格好にさせられているもの。
 これを書いた数年後にはゴヤ自身も異端審問所に告訴されることになる。

 「猫の喧嘩」は今回見に行くことを決めて初めて知った作品だったが、とてもユーモラスで喧嘩の荒々しさよりもちょっとほのぼのする感じ。

 着衣のマハと裸のマハが両方来ていればさらに面白いものになっただろうな。
 図録には重ねて見られるページがある。

 展示を見終わってから、美術館のチラシを置いてあるところで見つけました。
ベルリン国立美術館展@国立西洋美術館とマウリッツハイス美術館展@東京都美術館のチラシ。
 ベルリン国立美術館展@国立西洋美術館とマウリッツハイス美術館展@東京都美術館のチラシ。
 フェルメール「真珠の首飾りの少女」と「真珠の耳飾りの少女」。
 これを見て、ゴヤ展よりもワクワクしたかも(笑)
 来年が楽しみです。I'll Be Back・・・

改修工事中の東京都美術館。
 改修工事中の東京都美術館。
 完成したら見に来ますよ。

(20160416追記)
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ギャラリー散策 に参加中!
特別展「磯江毅=グスタボ・イソエ」@奈良県立美術館 を見に行ってきた。

見えない人/見えにくい人との対話型美術鑑賞ツアー 「磯江毅=グスタボ・イソエ」展
 2011.12.4
 14:00-16:30
 奈良県立美術館
 奈良市登大路町10-6

 ちょっと毛色の変わったイベントに参加してきました。
 題して、「見えない人/見えにくい人との対話型美術鑑賞ツアー

 普段、私は基本的には一人でギャラリーや美術館を巡り、作品を鑑賞します。
 一人なので、静かに沈黙の中で作品を見るわけです。
 しかし、今回はそういうわけにはいきません。
 視覚障害者と健常者がグループになって、一緒に絵画鑑賞を楽しもうという企画だから。

 所定の時間に集合し、対話型美術鑑賞とはどういうものか説明をきく。
 視覚障害者一人と健常者二人以上がグループになって、作品を鑑賞。
 健常者がどんな作品かを大きさや何が描かれているか、そしてどんな印象を持ったかなどを伝える。
 視覚障害者はそこから質問を投げかける。
 そうしたやりとりで作品をより深く味わう。と言うもの。

 そして、いよいよ鑑賞タイム。
 「磯江毅=グスタボ・イソエ」展
 私はこの展示会に一度来ている。
 (■特別展「磯江毅=グスタボ・イソエ」@奈良県立美術館 へ行って来ました。(2011.10.28))
 ポスターを一目見て、絶対見に行くと即決した展示会。今回のイベントもこの展示だったから参加したと言うのもあった。

 一つの絵の鑑賞に一人で見ているよりは時間がかかり、移動などでも時間がいるので、すべての絵は鑑賞できない。良さげなものをいくつかピックアップして鑑賞することになる。
 最初はどのようにしたものかなと思っていたが、もう一人の健常者の方との会話もあり、なんとなく要領を得てきた。
 思えば、10点弱の作品を鑑賞したかな。
 人物画が半分位を占めていたが、それは作品に人物画が多かったから。

 グループで話をしながら絵を見て回るというのは面白いものだった。
 絵の説明をする中で、もう一人の健常者の方が私があまり意識していなかった所を説明されていたのを聞いて、視点が違う人の話を聞くのはためになると感じた。

 私の絵についての説明が解説じみてしまったような気がする。
 知識がある分、語ってしまうと言うか、一方通行的になってしまっているのではないかと思うことがあった。
 そういうものを求めている人もいるだろうし、そうではない人もいる。
 そういうところはお互い知っておいたほうがスムースな鑑賞につながるのだろう。

 参加して思ったのは、美術鑑賞はきっかけであって、みんなで話しながら共感するっていうのがいいのかなと。
 思えば私にとって写真展に参加するのも、人との会話や思いを共にすることを求めている。

 またこのような機会があれば参加したいと思います。

(2016.4.14追記)
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ギャラリー散策 に参加中!
パラレル
 パラレル!(2008.9.11 パラレル。より)

パラレルワールド京都
 2011.11.11-2011.11.23
 10:00-20:00
 京都芸術センター
 京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2

 最終日なのでまた見に来た。前回(2011.11.11)はこちら
 八谷和彦「視聴覚交換マシン」の見学とクワクボリョウタ 「10番目の感傷(点・線・面)」を見るのが目的。

八谷和彦「視聴覚交換マシン」
 視聴覚交換マシンは体験するのが一番いいのだろうが、相手がいなかったので残念ながら見学だけでもしておく。
 見学だけでも面白かった。
 ペアの二人がマシンを装着して、そこから握手をしたり、また他のことをするというもの。
 まず、自分の向いている方向の映像は相方が見ている映像になるので、自分がどういう状況にあるのかを見ようと思えば、相方に見る方向を指示することになる。そして、自分の状況を把握して・・・・ ということになるが、なかなかうまくいかないのが外から見ていて面白い。
 自分があの立場になったら多分同じ事でうろたえるだろう。

 私が見たペアは3組で2組は男女、1組は女性同士だった。
 男女のペアは2組とも握手をするのがゴールだったが、もう1組の女性同士のペアはお互いをデジカメで撮影する行動に出た。これがまた面白かった。
 デジカメの液晶で、自分が写っているのがわかるってのがミソ。

クワクボリョウタ 「10番目の感傷(点・線・面)」
 国立国際美術館「世界制作の方法」でこの作品を見てから、クワクボリョウタ氏は私の中ではかなり魅力的な作家の一人となった。
 小さなLEDライトをつけた鉄道模型がゆっくりと走る暗闇の中、ライトに照らされる線路沿いに置かれた日用品たち。その影が壁に映し出される。
 列車が動けば影も変わる。トンネルに入れば周りも真っ暗に。自分が列車に乗っているかのような感覚。
 ターミナル駅のビル群を模したブロックの間に入ってゴール、そして、そこから急加速で反対方向に戻っていく。
 影がまるで走馬灯のように過去へ引き戻される。
 そして、またスタート。

 これは体験してみないとわからない面白さがある。
 影って2次元だと思っていたが、3次元なんだと思わせる。
 座り込んで眺めるのもよし、立って上から俯瞰で眺めるのもよし。
 1往復最後まで見たら出ようと思っていたが、何だか出るのが惜しくて、3往復ぐらい見た。
 どんなものかはわかっているはずなのに、なんでこんなに何度も見てしまうのか。

 惜しむらくは、最終日で祝日だったので人が多かったことと子供の話し声、そして外部からの音。
 古い校舎の板張りの廊下は歩行音が大きい。
 静寂の中、一人で見ていたい作品。

田中耕一郎、児玉裕一、茂出木龍太、左居穣 「Tabio Slide Show」
 靴下を履いて、板張りの床を滑る体験。
 今日は滑らずに会場で大画面で流れているPVを眺めていた。
 今までそんなに意識していなかったが、これ結構いい。
 曲もめっちゃ好みだ。GutevolkのPicnicと言う曲。(今も好きな曲です。)

 母娘が靴下履いて滑ろうとしていたが、時間がなくて滑っているところを見ることができなかった。
 他の人が滑っている所を見たかったな。

「Picnic」
 作詞、作曲、歌:西山豊乃
 Tabio「Tabio Slide Show」CM曲。

(2016.9.19追記)
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ギャラリー散策 に参加中!
なんだろう、これは。クロ1
 水を受けるのは猫か器か。(■なんだろう、これは。(2007.7.20)より)

ことの余韻
 2011.10.31-2011.11.12
 13:00-20:00 平日 12:30-20:00 土日祝
 ARTZONE
 京都市中京区河原町三条下ル一筋目東入ル大黒町44 VOXビル1・2階

 もう一度体感しておこうと思って、3度目だけど見に来た。会期も終わりだしね。

「熱」
 3つの熱せられた金属の器に上から水滴が落ちてくる。
 金属に当たった瞬間に熱せられ蒸発する。滴下音の後に沸騰する音と白い蒸気。
 水滴が容器内を小さく分散して転がるのを見ることもできる。
 それが繰り返される。 
 見るのは3回目だけど、やっぱり面白い。

 ■ことの余韻@ARTZONE に行ってきました。(2011.10.31)
 ■ことの余韻 オープニングイベント@ARTZONE に行ってきました 2回目。(2011.11.3)

(2016.4.15分割追記)
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ギャラリー散策 に参加中!
パラレル
 パラレル!(2008.9.11 パラレル。より)

パラレルワールド京都
 2011.11.11-2011.11.23
 10:00-20:00
 京都芸術センター
 京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2

 国立国際美術館で開催中の「世界制作の方法」。
 ここに展示していたクワクボリョウタ氏の作品「10番目の感傷(点・線・面)」がここでも見ることができる。
 見ると、今日アーティストトークもあり、クワクボ氏も出席されるとのこと。
 これは行かなければ。

クワクボリョウタ「10番目の感傷(点・線・面)」
 暗闇の部屋の中、小さなLEDライトをつけたNゲージの列車が走る。
 線路の横には日用品が置かれていて、列車のLEDライトに照らされて、壁に置かれているものの影が映る。

 壁に映る影を見ることで、あたかも列車に乗り込んだような感覚を受ける。
 会場には座布団が置かれ、座って鑑賞することができた。
 この作品は暗闇の中、静かにゆったり見るのがいい。

 クワクボリョウタ氏の作品以外にも興味のある作品があった。

八谷 和彦「視聴覚交換マシン」
 二人一組で体験する作品。
 相手が見ているものを見ることができる。残念ながら試すことが出来なかった。

田中耕一郎 児玉裕一 茂出木龍太 左居穣 「Tabio Slide Show」
 靴下を履いて、板張りの床を滑る体験。早速試した。
 思った以上に面白かった。滑るのは少しは心得があるので。
 でもスケートと違ってブレードのエッジがないので足元からすっこ抜ける可能性がある。
 ホッケーでのストップをやってみたら、見事すっこ抜けた。当たり前だけど。
 こういうことがありますよとスタッフに言っておいた。

アーティストトーク
 4組5人の作家さんが出席。
 司会の仕切りもあったが、作家さん自身がうまく他の作家さんの作品について話を振ったりしてトークイベントとして聴き応えがあり、面白かった。
 他の作家さんの作品もしっかりサーチしてるものなのだなと感じる。

 面白かったのが、メディアアートなどと書かれるとデジタル的、PCを用いたものを想起してしまうのだが、ここに出席している作家さんの作品はアナログ的なものが多いという点だった。

 文化庁メディア芸術祭 京都展「パラレルワールド 京都」

(2016.4.15追記)
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なんだろう、これは。クロ1
 水を受けるのは猫か器か。(■なんだろう、これは。(2007.7.20)より)

ことの余韻 オープニングイベント 対談「見ることをこえて」 河口龍夫×大山里奈
 2011.11.3
 17:00-18:30
 ART ZONE
 京都市中京区河原町三条下ル一筋目東入ル大黒町44 VOXビル1・2階

 作者の大山里奈さんは自分の存在をできるだけない状態にしたいと言う。
 それが、最初にシステムだけ考えて後は自然に任せると言う作品につながる。
 なるほどその作風で、水を上から落として受け皿で蒸発させる。なめくじを這わせて作品を作るというわけか。

 作品を通じて考えを共有すると言う点について質問をさせてもらった。

 その後のパーティにも参加。
 完全アウェイ状態で、ぼっちになるのは仕方がないかと思っていたが、質問したおかげで参加者の一人から話し掛けてもらった。
 何かしら発言してみるもんだな。

 出てきたケークサレ、ピクルスは美味しかったし、話をしている間に最後までいてしまった。

 対談の進行役は大山さんのようだったが、もう少し準備があればスムースに進んだと思う。
 全体的に話の結論がどこなのかわかりにくかったのは否めない。
 その点、河口さんの話はさすがにききやすかった。

 ■ことの余韻@ARTZONE に行ってきました。(2011.10.31)
 ■ことの余韻@ARTZONE に行ってきました 3回目。(2011.11.11)

(2016.4.15分割追記)
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ギャラリー散策 に参加中!
なんだろう、これは。クロ1
 水を受けるのは猫か器か。(■なんだろう、これは。(2007.7.20)より)

ことの余韻
 2011.10.31-2011.11.12
 13:00-20:00 平日
 12:30-20:00 土日祝
 ARTZONE
 京都市中京区河原町三条下ル一筋目東入ル大黒町44 VOXビル1・2階

 大山里奈さんの作品。
 上から水滴が落ちてくる。
 その下には金属の器だったり、水の入ったガラス容器だったり。
 金属の器は熱せられて、水滴が落ちるたびに蒸発する音がする。
 単に水滴が水面に落ちるものは見たことがあるが、これは今まで見たことがない展示。
 水滴が落ちて、蒸発するまでの挙動をじっと見ているのが面白い。

 11/3にトークイベントがあるそうです。どんな人なんやろ、こんな事考えてる人は。
 (結局3回見に行きました。)

 ■ことの余韻 オープニングイベント@ARTZONE に行ってきました 2回目。(2011.11.3)
 ■ことの余韻@ARTZONE に行ってきました 3回目。(2011.11.11)

(2016.4.15分割追記)
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特別展「磯江毅=グスタボ・イソエ」@奈良県立美術館 を見に行ってきた。

特別展「磯江毅=グスタボ・イソエ」
 2011.10.22-2011.12.18 月休
 9:00-17:00 金土は19:00まで
 奈良県立美術館
 奈良市登大路町10-6

 またすごい人を発見した。
 偶然前を通りかかったギャラリーに貼られていたポスターを見て、じっと見入ってしまった。
 目を閉じて横たわる女性。写真と見まごうばかりのリアルさ、いや、それ以上のものを見出したような気がした。

 調べてみると、作者の磯江毅氏は既に亡くなられているらしい。
 以前から日本でも展示会があったりしていたので、ただ私が知らなかっただけか。

 写実画と言うのは、写真みたいにリアルと言うのが第一印象だと思う。
 私もそうだったし、今もやっぱりそうだ。
 しかし、見ていくと写真とは違うことはわかる。
 なんだろう、うまく説明できないのだが、惹きつけられる写実画はリアルなものを越えたものがあるような気がする。

 裸体の女性の絵。
 グイグイ引き込まれる。
 まあ、女性の絵だからってことだけじゃないですよ(笑)
 引き込まれるけど、じっと見つめるのはちょっとこっ恥ずかしい。

 でも一番印象に残ったのは「子供」。
 椅子に座った子供が泣いている姿。
 泣いている顔がなんともよくて、泣き声が聞こえてきそう。

 特別展「磯江毅=グスタボ・イソエ」

 ■見えない人/見えにくい人との対話型美術鑑賞ツアー「磯江毅=グスタボ・イソエ」展@奈良県立美術館に行って来ました。

(2016.9.4追記)
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ギャラリー散策 に参加中!
絵画鑑賞。シマ
 美術館、ギャラリー散策も面白いですよ。

世界制作の方法
 2011.10.4-2011.12.11 月休(月が祝の場合翌火休)
 10:00-17:00 10:00-19:00 金
 国立国際美術館
 大阪市北区中之島4-2-55

 今までの枠組みを超えた作品を作り出している作家たちの「世界」の作り方。
 とても興味があったので楽しみにしてました。

 大西康明「体積の裏側」
  作品の下に入ると、上から抑えられるような圧迫感がある。
  しかし、息を吹きかければいとも簡単に形を変える儚げさも備えている。
  存在感があって儚い、一見相反しそうな存在。

 exonemo「ゴッドは存在する」
  微妙な動きで画面上のマウスポインターが動く、その動きが面白い。

 クワクボリョウタ「10番目の感傷(点・線・面)」
  今回の展示で最も感銘を受けた展示。
  真っ暗な部屋の中、ライトの付いた列車模型がレールを走る。
  レールの周りには様々なものが置かれている。
  列車が動くと列車のライトが周囲に置かれているものを照らし、壁や天井に影を落とす。
  影の表れ方、形の変化が面白い。
  見ているうちに気がついた。
  影を見ることで鑑賞者はこの列車の車窓からの景色を見ているかの様な体験をするのだ。

 木藤純子「Closer」
  真っ暗闇の部屋に入る。
  時間が経ち、目が暗闇に慣れてくると、おぼろげながら絵が浮かび上がってくるのが面白い。
  鬱蒼とした森の中にいるかのような感覚。自分一人でいるととても心安らぐ。
  しかし、その安らかな時間をぶった切るように電灯が付く。
  定期的に電灯を付けないと絵が浮かび上がらないからだ。ここで現実に引き戻される。

 世界制作の方法

 今回の展示には関係ないですが、■小川信治展−干渉する世界−@国立国際美術館。(2006.11.3)の図録がメディアセンターに置かれていて、見ることができた。
 あの時手に入れておけばよかったと今でも思う。


<参加します>

猫写真展「ねこてん」DM1
猫写真展「ねこてん」
 2011.10.10-2011.10.23 10/12,10/19水休
 12:00-20:00 最終日18:00まで
 Acru Gallery
 大阪市中央区南船場3-7-15
 北心斎橋サニービル西側B1F
 入場無料


(2016.4.15追記)
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ギャラリー散策 に参加中!
フェルメールからのラブレター展@京都市美術館

フェルメールからのラブレター展
 2011.6.25-2011.10.16 月休(祝は開館)
 9:00-17:00
 京都市美術館
 京都市左京区岡崎円勝寺町124

 ここに来るのも3回目となりました。

 今日は、写真を撮っている人として、フェルメール3作品を見てみることにする。

 もし、この絵が写真だったら、
 「手紙を書く女」はあからさまにこちらを意識したカメラ目線だ。
 カメラマンが「はい、こっち向いて。」と言って撮ったという感じを受ける。
 女も自分の一番いい顔を知っているんじゃないか、撮られ慣れてる感がある。

 後の2作品はカメラを意識しているようには思えない。隠し撮りを思わせる。

 「手紙を書く女と召使い」の女は手紙を書くのに必死のパッチでこちらを注視する余裕すらなさそう。
 声をかけると無視されるか、怒鳴られるかという感じを受ける。
 召使いは余裕はあるが、こちらには関心がないようだ。

 「手紙を書く青衣の女」は手紙を読むのに夢中で、心ここにあらずという感じ。
 半ば放心状態で、いい顔をしようと言う考えもない。一番自然な表情が出ていると思わせる。

 7月、8月、9月に美術館へ来たが、後になればなるほど人が多くなっている。10月になると待ち時間も出るかも。
 もしかしたら、9月でも週末は待ち時間あるのかな。

 ■フェルメールからのラブレター展@京都市美術館 に行ってきました。(2011.7.3)
 ■フェルメールからのラブレター展@京都市美術館 に行ってきました。2回目(2011.8.10)

(2016.4.15追記)
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小谷元彦展−幽体の知覚@高松市美術館

小谷元彦展−幽体の知覚
 2011.7.22-2011.9.4 月休
 9:30-19:00(火-土) 9:30-17:00(日)
 高松市美術館
 香川県高松市紺屋町10-4

 美術手帖2011年2月号で小谷元彦を初めて知った。
 元々、表紙のネコ写真で惹かれて読んでいたのだが、そこに彼の個展が紹介されていたのだ。

 そこで彼の作品の一つである「ホロウ:全ての人の脳内を駆け抜けるもの」の写真を見た時に背筋がゾクゾクとしたのを覚えている。
 これは見に行くべきだと思った。

 そして、森美術館へ見に行った。(■小谷元彦展−幽体の知覚@森美術館 に行ってきました。(2011.2.10))

 行ってよかった。

 「小谷元彦展−幽体の知覚」は森美術館から静岡県立美術館、高松市美術館を経て熊本市現代美術館に巡回するらしい。
 そして、もうすぐ高松市美術館の展示が終了する。

 なんか、もう一度見たくなった。高松市美術館なら日帰りで十分行ける。
 常設展がシュルレアリスムであることも背中を押した。

 夏休みが終了した9月、そして平日なら人が少なくなるだろうと見込んで、今日9月1日に行くことにした。

 美術館の部屋を黒いカーテンで9つに区切る。

「ターミナル・ドキュメンツ」
 これは森美術館にはなかった展示。
 中央に円形のプール。
 そこに映像を映す。
 真っ赤な液体が渦を巻いているが、 突然液体が白くなる。
 中央には上から時折水滴が落ちてくる。

 サイドには赤い本を朗読している少女の映像が走馬灯の様に巡る。

 水の渦に吸い込まれそうで、自分が自分でなくなるような変な感覚に囚われる。

「ニューボーン(シクロ)」
 動物の頭部の骨格を円形に並べ、半球状に形作る。
 フラクタルを想起させる。

「ホロウ:全ての人の脳内を駆け抜けるもの」

 ホロウシリーズには人を模したものがいくつかあるが、「ホロウ:全ての人の脳内を駆け抜けるもの」だけは何か違う。
 何と言うか、躍動感、生命力の様なものを感じる。
 よく見ると人と一角獣の眼球に光沢がある。他の人を模した作品の眼球は光沢がない。
 人の瞳は少し盛り上がっていて、ちゃんと作り込まれている。
 だから、そう感じたのかも知れない。
 ちなみに、類似の作品である、「SP4:ザ・スペクター ー全ての人の脳内で徘徊するもの」の人と馬の眼球も光沢があった。

 後ろから女性の横顔が見えるくらいの位置から眺めてみた。
 この位置からの姿が美しく感じた。

 改めて、ホロウシリーズを見て、一つ一つも見応えがあるが、これらがセットになって途轍もない躍動感やパワーを持つのだなと感じる。
 少なくとも私の脳内を駆け抜けた、いや駆け回られた感がある。

 出口を出たところに森美術館の展示の映像があった。
 それを見ると、抜けている展示を思い出させてくれた。
 結構忘れてるものだなと。

 森美術館の展示と比較して、ないものやあっても簡略化されているものもあったが、新作もあり、ホロウシリーズの新たな魅力も見出せたので、良しとしよう。

(2016.4.14分割追記)
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フェルメールの《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展@豊田市美術館

松井紫朗−亀がアキレスに言ったこと 新しい世界の測定法−
 2011.6.11-2011.8.28 月休(7/18,8/15,8/22は開館)
 10:00-17:30
 豊田市美術館
 愛知県豊田市小坂本町8-5-1

 フェルメールの《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展 の併設展。
 作品ガイドボランティアによるガイドがちょうど始まるところだったので、一緒について行くことにした。

 「君の天井は僕の床」
  青いビニールのチューブに入って行く作品。圧力差でチューブを膨らしている。

 「Inter-Ring」
  銀色の容器のような筒穴があいていてに金色のリングが通っている。
  ただし、大きさが馬鹿でかい。リングで直径2mくらい。
  これを見て乳牛をイメージした。
  容器に牛乳、リングが鼻ピアスのイメージ。

<豊田市美術館収蔵作品>
 ガイドが終わり、続いて豊田市美術館の収蔵作品を見る。

 収蔵作品を見ていると、なんと小川信治氏の作品を見つけた。
 非常に驚いた。ここまで来てよかった。
 小川信治氏の個展を以前見に行った時のレポートがこちら→■小川信治展−干渉する世界−@国立国際美術館。(2006.11.3)

 小川信治「ウェストミンスター ブリッジ」
  ロンドンの風景、2階建てバスが走り、人が忙しそうに歩く。そして後方にはビッグベン。
  しかしなにか変である。なぜかというと、本来1本しかないビッグベンが2本立っているから。
  虚構なんだけど、写実過ぎて古い写真にしか見えないところが彼のすごいところ。
  ボケっと見ていると、不自然さも気づくことなく行ってしまうかも知れない。

 高松次郎「赤ん坊の影 No.122」
  彼の作品を国立国際美術館で見たのを覚えている。影を影らしく本物の影のようにうまく描いている。
  本体がないのに、影がある。それが彼の作品の面白さ。

 エッシャー、マグリット、シーレの作品が目を引く。

 いいものそろえてます、豊田市美術館。

(2016.4.14分割追記)
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フェルメールの《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展@豊田市美術館

フェルメールの《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展
 2011.6.11-2011.8.28 月休(7/18,8/15,8/22は開館)
 10:00-17:30
 豊田市美術館
 愛知県豊田市小坂本町8-5-1

 ヤン・ステーン「岩を打つモーセ」
  ヤン・ステーンと言えば風俗画だと思っていたが、こんな宗教画も描くんだな。

 ヤン・ブリューゲル(父)「嘲笑されるラトナ」
  人が呪いでカエルに変わるらしい。カエルが服着てたりするのが面白い。

 フェルディナント・ファン・ケッセルに帰属「ネズミのダンス」
  リアル系のネズミが4匹輪になってダンスしているのがユーモラス。

 バルトロメウス・ブレーンベルフ「聖ラウレンティウスの殉教」
  火あぶりの刑を受けているのだが、理由がセコいのと、バーベキューのような感じの処刑法が気になった。

 ヤン・ステーン「宿屋のお客と女中」
  やっぱりこの人はこう言うのを描かなきゃ。
  おっさんの顔の崩れよう、女中の困ったような顔つき、隅の方でケッと侮蔑してそうなオヤジの顔。

 アドリアーン・ファン・オスタード「納屋の内部」
  猫かと思ったら、どうもニワトリらしい。残念。

 アドリアーン・ブラウエル「苦い飲み物」
  おっさんの苦味に驚く表情がとてもいい。

 ヘラルト・テル・ボルヒ「ワイングラスを持つ婦人」
  「眠る兵士とワインを飲む女」と並べて鑑賞したい。
  ちなみに「眠る兵士とワインを飲む女」は「フェルメールからのラブレター展@京都市美術館」で展示されています。

 ヤン・ウェーニックス「死んだ野兎と鳥のある静物」
  野兎の毛がうまく描かれている。

 ヨハネス・フェルメール「地理学者」
  男性がモデルなのはこの絵と「天文学者」のみだったと思う。
  学者の知的な表情がうまく表現されている。

  しかし、モデルは女性がいいかな。
  窓からの光に照らされるのは女性の方がいい。

  見ていた子供が手に持つコンパスを箸と勘違いしていたのに笑う。

 フェルメール作品が一つ、しかも2000年に一度見ている(フェルメールとその時代展@大阪市立美術館)ので、これだけでは豊田市まで行く理由には足りなかった。
 しかし、併設展が興味深いサブタイトルだったこともあり行くことにした。

 フェルメール展も充実した作品を揃えていたし、併設展のコンセプトも面白かった。
 そして、特筆すべきは小川信治氏の作品を鑑賞できたと言う予想外の出来事があったこと(これが一番大きいかも知れない)。
 来てよかった。こういうサプライズはうれしいですね。

(2016.4.14分割追記)
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フェルメールからのラブレター展@京都市美術館

フェルメールからのラブレター展
 2011.6.25-2011.10.16 月休(祝は開館)
 9:00-17:00
 京都市美術館
 京都市左京区岡崎円勝寺町124

 2回目です。(1回目レポはこちら
 夏休み仕様なのか、屋内に展示室への入館を制限するための広い待合室が設けられている。
 そのため、展示スペースが少なくなっている。
 展示点数も少なくなっているような感じがするのは気のせいだろうか。

 今日は愛玩動物に注目してみた。
 この時代、愛玩動物と言えば、鳥か犬なんだろうか。
 鳥かごはかなり多くの家庭で描かれていたし、寓意のキーワードにもなっている。

 犬は猟犬もいたが、むしろ中、小型犬が多く見られる。
 テーブルの上に寝ていたり、芸をしてみたり。
 大概の小型犬が白と茶色の長毛だ。
 何と言う犬種かはわからないが、この時代の人気犬種だったのだろうか。

 それに比べて猫は確認できたもので、たった1点。
 しかも暖炉のそばで背中を向けて暖を採っている。
 多分白黒ネコ。
 ちょっとさみしい。

 風俗画が主な作品なので、屋内の絵が多いが、街中の家庭と農村部の家庭とは雰囲気が異なるのがわかる。
 街中の家庭は普通の家庭でも小綺麗だし、洗練されている感じ。
 農村部の家庭は乱雑で奔放さが目立つイメージ。

 最後に、フェルメールの話。
 フェルメールの関連年譜を見ていると、フェルメールが亡くなったのが43歳、奇しくも今日8月10日で私も43歳。
 まあ、偶然だろうけど、何かの縁と言うことにしておく。

 今回のフェルメールの3作品、見ていて面白いのが「手紙を書く女と召使い」。
 何たって召使いの窓の方を眺めながら意味深な表情を浮かべているのがいい。

 よそ行きの感じがするのが「手紙を書く女
 描かれるのを意識しているところがそんなイメージ。

 そして、柔らかく、カッコつけていないイメージが「手紙を読む青衣の女」。
 手紙に夢中な姿が何とも飾り気がなくていい。

 そう言えば、日本語では、全て「女」となっているが、英語では「手紙を書く女と召使い」と「手紙を書く女」は”Lady”、「手紙を読む青衣の女」は”Girl”になっているのはなぜだろう。

 外見から「手紙を書く女」の女の人が一番若そうな感じがするのだが。
 黄色いガウンに頭には黄色いリボン、耳には真珠の耳飾りがあるから、そう見えるのかな。

 次に見にきた時はどんな感想を抱くのか楽しみだ。
 気に入ったものは何度見に行ってもいい。

 ■フェルメールからのラブレター展@京都市美術館 に行ってきました。(2011.7.3)
 ■フェルメールからのラブレター展@京都市美術館 に行ってきました 3回目。(2011.9.8)

(2016.4.15追記)
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