ネコじかけのBlog

うちの猫(シマ)とフィギュア、外猫の記録。
VOCALOID関連の話題、展示会のレポート。

カテゴリ:生物

2018080208伝説のハト。
 ハトが来る、ハトが来る。
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2018073106鳴かなかったので撃たれなかった。1
 川沿いに目を移すと・・・・

2018073107鳴かなかったので撃たれなかった。2
 キジだな。
 こういうところでは初めて見た。

 キジは日本の国鳥らしいですよ。
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ブログネタ
ねんどろいど に参加中!
2018073005ごあいさつ。
 休憩中のトンボさん(オナガサナエ)にご挨拶ダヨー!

 (深夜のねんどろ撮影60分一本勝負 8/1【なつ】に投稿。)
 (深夜のねんどろ撮影60分一本勝負 8/17【むし】に投稿。)
 (夜のフィギュア撮影会 8/2【虫】に投稿。(2019.8.2))
 (夜のフィギュア撮影会 3/14【虫】に投稿。(2020.3.14))
 (深夜の初音ミク撮影60分一本勝負 10/29 【どうぶつ】に投稿。(2020.10.29))
 (深夜のねんどろ撮影60分一本勝負 3/16 【こうえん】に投稿。(2022.3.16))
 (おもちゃ撮影会 3/16 【動物3】に投稿。(2022.3.16))
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2018073004ただいま休憩中。
 オニヤンマ オナガサナエ(♀)が休憩してました。
 (2018.8.7訂正)

 参照:オナガサナエ Melligomphus viridicostus (Oguma, 1926)神戸のトンボ Odonata of KOBEより)
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 今日行ってきた「ショットバーKingyo」という店ですが、名前通り金魚をはじめとした魚の水槽が並んでました。
 その中で特筆すべきフレンズの写真を撮ってきましたので掲載。
 (許可は得てあります。)

2018012115君はショットバーにいるフレンズなんだね。1
 実は一番最初に目についたのがこのインドホシガメ。
 手前は「ドン」、奥は「ペリ」という名前で、二人合わせて「ドンペリ」。
 バーらしいネーミングです。

2018012116君はショットバーにいるフレンズなんだね。2
 ペリです。
 この写真では見えないですが、背中の甲羅のてっぺんにピンクの丸い印があります。

 店主いわく、ドンは活発、ペリはビビリだそうです。
 見ていると確かにドンはウロウロ動き回ってました。

2018012117君はショットバーにいるフレンズなんだね。3
 コリドラスです。ほかの魚が食べ残したエサを食べる、水槽の掃除屋です。

2018012118君はショットバーにいるフレンズなんだね。4
 淡水のフグだそうです。小さくて動き回るので撮るのに苦労しました。

 思いも寄らないフレンズとのふれあいができてよかったです。
 ショットバーKingyoの店主さんありがとうございました。
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2017081401おれもコラボ。
 どーも奥さーん、知ってるでしょう―。アライグマでございます。

 初音ミクがあらいぐまラスカルとコラボした企画がありますが、この私もコラボすることに成功いたしました。

 アライグマを見るのはこれで2回目です。しかも3匹いたよ。
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ギャラリー散策 に参加中!
2017073003メガ恐竜展201@ 大阪南港ATCホール。1

メガ恐竜展2017 −巨大化の謎にせまる−
 2017.7.25-2017.9.3
 9:30-16:30 最終入場16:00まで
 一般1600円
 大阪南港ATCホール
 大阪市住之江区南港北2-1-10

 メガ恐竜展2017 −巨大化の謎にせまる−

○○○○


 昔から子供に大人気の恐竜に関する展示が大阪南港ATCで開催されているというので見てきました。

 会場に入ったところには巨大なメインビジュアルポスターが。
 大きい恐竜には大きいポスターがよく似合う。

2017073004メガ恐竜展201@ 大阪南港ATCホール。2
 写真で見ると大きさわからないけど大きいですw

 より詳しく解説を知りたい方には音声ガイドがあります。
2017073005メガ恐竜展201@ 大阪南港ATCホール。3
 小野大輔さんファンの方は大喜び。是非ご活用を。

 入口はこちら。
2017073006メガ恐竜展201@ 大阪南港ATCホール。4
 入口はこじんまり。

 さあ入りましょう。

 展示はZONEごとに順序だって見て行くと恐竜の巨大化についての道筋をたどることができるようになっています。
 ・・・なんですが、恐竜の展示会だというのに、この生物に目を惹かれてました。

2017073009メガ恐竜展201@ 大阪南港ATCホール。7 2017073010メガ恐竜展201@ 大阪南港ATCホール。8
 パラミロドンの生体復元(左)と全身骨格(右)。

 パラミロドンとは絶滅した地上性のナマケモノの仲間。
 ナマケモノの仲間も昔はなまけてなかったんだ。
 でもこの生体復元も何となく愛嬌があるな。舌が出てるからかな。
 ちなみにこの展示会の主催の大阪市自然史博物館にも「オオナマケモノ」の全身骨格があります。
 (■大阪市立自然史博物館常設展。(2017.4.23))

 パラミロドンに並んで展示されていたのが、今はペット二大巨頭の猫と犬の仲間。
2017073011メガ恐竜展201@ 大阪南港ATCホール。9 2017073012メガ恐竜展201@ 大阪南港ATCホール。10
 スミロドン、ダイアウルフの生体復元(左)と全身骨格(右)
 スミロドンはキバがでっかい虎みたいなネコ科の生物。
 剣歯虎って昔きいたことあるけど、それの一種。
 ダイアウルフは狼だな、名前の通り。

 気を取り直して恐竜の方を。
 みんな大好きティラノサウルス。
2017073007メガ恐竜展201@ 大阪南港ATCホール。5 2017073008メガ恐竜展201@ 大阪南港ATCホール。6
 ティラノサウルスの生体復元(左)と全身骨格(右)。
 こんなのが太古に地上を闊歩していたと思うと、その時代に生きてなくてよかったと。

○○○○


 地球史上、地上で最も大きな生物であった恐竜の一種「竜盤類」がなんでこんなに巨大化したのかというのがこの展示会のテーマであります。

2017073013メガ恐竜展201@ 大阪南港ATCホール。11 2017073014メガ恐竜展201@ 大阪南港ATCホール。12
 三畳紀の竜盤類エオラプトルの産状骨格(左)と生体復元(右写真の最も右)。

 全長1m程の小さなエオラプトルが・・・

2017073017メガ恐竜展201@ 大阪南港ATCホール。15
 こんなでっかく進化した!
 これが今回の展示会のメインであるトゥリアサウルスの半身骨格。
 全長30mを越えるそうです。

2017073016メガ恐竜展201@ 大阪南港ATCホール。14  2017073018メガ恐竜展201@ 大阪南港ATCホール。16


  2017073019メガ恐竜展201@ 大阪南港ATCホール。17
 正面から見たトゥリアサウルスの骨格(左)
 頭部骨格(右上)
 トゥリアサウルスの脳函、歯の実物化石(右下)

 そしてここで本展が考える巨大化の要因が図説されている。
 わざわざここでは示しませんので、見に行ってくださいw


 しかしながら、全部がこんなにでっかく進化したわけでもなく、周りの環境に応じて比較的小さなままだったものもいたようです。
2017073015メガ恐竜展201@ 大阪南港ATCホール。13
 エウロパサウルスの全身骨格。全身6m。
 大きな大陸ではなく島に住んでいたようで、その環境に合わせてサイズもコンパクトになっていたと考えられているそうです。

○○○○


 大まかなところはこんな感じだったのですが、目を惹いたものを書いておきます。

2017073020メガ恐竜展201@ 大阪南港ATCホール。18 2017073021メガ恐竜展201@ 大阪南港ATCホール。19
 骨格や生体復元が目を惹きますが、資料展示や説明のボードも充実していて、自由研究にはもってこいかも。
 このようなボードの説明をじっくり読んでいる子供もいて、将来有望株かもと思いつつ眺めておりました。

 目を惹く展示としてはこれは外せない。
2017073022メガ恐竜展201@ 大阪南港ATCホール。20 2017073023メガ恐竜展201@ 大阪南港ATCホール。21
 バロサウルス(左)とアパトサウルス(右)。動きます。
 動いて鳴く声まで出ます。

 個人的にいい展示だなと思ったのがこれ。
2017073024メガ恐竜展201@ 大阪南港ATCホール。22 2017073025メガ恐竜展201@ 大阪南港ATCホール。23
 ディプロドクスの全身骨格。
 何が違うのかと言うと、横倒しになっているところ。
 真下から骨格を見上げることはそれほどないかなと思うし、足の裏とかも見ることができるのもいい。
 水辺の泥に足を取られて転倒した姿を再現しているとのこと。

 子供が大好きウンチの話。
2017073026メガ恐竜展201@ 大阪南港ATCホール。24
 糞と言うのは食べていたものを分析するのに重要なものであり、恐竜の糞の化石でも同じことがなされている。
 糞の直径が動物の体重と相関関係があるらしいので、この化石からこの糞を出した恐竜の大きさも推計できるとのこと。
 とはいうものの、糞とかウンチとか言われると、人は一旦嗅いでみたいと思うようだ。
 しばらく見ているとそういう人がよく見られた。
 もちろん臭いなんてない。

 恐竜の巨大なしゃれこうべが並んでいる中、人間はなんて小さな生き物なんだと思わせる写真。
2017073027メガ恐竜展201@ 大阪南港ATCホール。25
 とはいうものの、恐竜はあんなでっかい図体をしているけど、脳は小さい。
 脳が小さくても生きていけたからそうなった。
 人間はそうではなく、脳を巨大化し論理的思考などで生きのびてきた。
 それぞれの環境で最も適したスタイルで生きていくのが生物なんだなと思った。

○○○○


 とりとめもなく書いてきましたが、恐竜の巨大化というテーマでZONEを進むごとにそれがわかっていくという展示スタイルは大阪市立自然史博物館が主催だけあってうまくまとめられているなと感じました。
 もちろん、恐竜でかい!すごい!という目を惹くものも満載。

 展示場の外には 恐竜に関するアトラクションや恐竜レストランもありますのでそこで遊ぶのもいいでしょう。
 更に、休憩するスペースが大きく取られており、ベビーカーを置いておけるスペースもあります。

 恐竜が好きという人は何も言わなくても勝手に見に行ってるでしょう。
 それ以外でも、何かの拍子で大阪南港方面に出かけられる方も入ってみてはいかがかと思いました。

 なお、この展示を鑑賞するにあたって大阪市立自然史博物館様からブロガー招待という形で招待していただきました。
 この場で御礼申し上げます。
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2017053110アオオニグモ。1
 猫を撮ってたら足に引っ付いてた。

2017053111アオオニグモ。2
 負傷させないように岩に移動させて前から撮影。
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ギャラリー散策 に参加中!
201704230039
 大阪市立自然史博物館第2展示室。

 特別展「石は地球のワンダー〜鉱物と化石に魅せられた2人のコレクション〜」を鑑賞し、特別展記念講演会「鉱物の特徴と環境」を聴講した後は常設展を見て回ることにしました。

 まずは入り口前にいるこの子たち。

201704230036 201704230037
 ナガスクジラの「ナガスケ」(左)とマッコウクジラの「マッコ」(右)の骨格標本です。

201704230038
 建物の外部につるされているのでこんなお客さんもいらっしゃいます。

 中へ。

201704230039
 太古の巨大生物たちの骨格が並べられてます。

201704230040
 その中に、オオナマケモノの骨格。
 昔はこんなに大きかったし、多分「ナマケモノ」じゃなかったんでしょうね。
 その後ろに中途半端に写ってる象が「アメリカンマストドン」。
 ここ最近ネットで名前が挙がってるマストドンです。(違う)

201704230041
 アライグマです。昔は「ラスカル」今は「アライさん」ですかね。
 ずっと思ってんですが、ラスカルのイメージじゃないですね。色とか。

201704230042
 ヌートリア。カピバラさんと間違える人がいますが別人です。
 戦時中、毛皮用に輸入されたんだっけ。

201704230043
 大阪市立自然史博物館の常設展で必見なのはこのゴキブリの模型。
 でっかいです、うまく作られてます。
 こんなの這ってたら嫌だよな。嫌のレベルじゃないか。

201704230044
 初音ミク「ウミユリ海底譚」(n-buna)(YouTubeに飛びます)でおなじみ?のウミユリの仲間です。
 ユリと付いているから植物かと思いきや動物です。
 しかもタコよりもわれわれ人間に近い生物。

 何度も見ているので、最初はボケっと眺めていくつもりだったけど見ているようで見てないところがぎょうさんありました。
 まあこれだけ展示されていたら見切れない。
 暇な時にボケっと見に来るのもいいかも知れません。
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ギャラリー散策 に参加中!
201704230003


特別展「石は地球のワンダー〜鉱物と化石に魅せられた2人のコレクション〜」
 2017.4.22-2017.6.4 月休(5/1月は開館)
 9:30-17:00 入館30分前まで
 大阪市立自然史博物館 ネイチャーホール
 (花と緑と自然の情報センター 2階)
 大阪市東住吉区長居公園1-23

 観覧料:大人 300円、高校生・大学生 200円
 期間フリーパス:大人 500円、高校生・大学生 400円

 詳しくは特別展「石は地球のワンダー」オフィシャルHPを参照してください。

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 大阪市立自然史博物館にて鉱物と化石の展示会が開催されているので見てきました。

北川隆司鉱物コレクション
 故 北川隆司広島大学教授が収集した鉱物標本の一部を大阪市立自然史博物館および大阪市立科学館にて展示しています。
 展示は大きく分けて「岩石を作る鉱物」「金属になる鉱物」「宝石になる鉱物」「鉱物の形」。
 それぞれ見応えのある鉱物がありますよ。その一部を紹介します。

「岩石を作る鉱物」

201704230004 201704230005
 岩塩です。
 言わずと知れた食塩(塩化ナトリウム NaCl)の塊です。
 左側の標本の青い部分は長時間放射線を浴びて結晶構造に乱れができ、青く見えるとのことです。
 右側の標本の、食べることもできるが標本は失われるっていう説明に何とも言えん味わいが。

201704230006
 普通角閃石です。
 あれ、植物の化石か?と思ったんですが違います。
 シダ植物の化石みたいに見えた。

201704230007 2017032704横田真希展@Maruzen Button Galleryのお知らせ。
 ぶどう石です。(左写真)
 ぶどうの実のような形の石。
 先日の横田真希展での作品に用いられていた石(右写真)を思い出したんだけど、その石(グレープアゲード)とは異なる。

「金属になる鉱物」

201704230008
 自然銅

201704230009 201704230010
 胆ばん(左) 藍銅鉱(右)
 銅の色と言えば10円玉の色とか思い浮かべるのですが、普通では化合物で産出されるのでこんなきれいな緑や青の鉱物が見られます。

201704230011
 菱ニッケル鉱。
 緑色の蛍光ペンのようなラインの部分が菱ニッケル鉱。
 石にこんな色のラインがあったら上から誰かが塗ったんじゃないかと思ってしまう。

「宝石になる鉱物」

201704230012
 ラズライト(ラピスラズリ)
 ラピスラズリと言えば天然ウルトラマリンの原料。
 フェルメールブルーですね。
 宝石になる鉱物という項目を見た時からあるかなと思って見てました。
 あってよかった。

201704230013 201704230014
 コランダム(左) スピネル(右)
 コランダムってなんだと思ったらルビーやサファイヤのことなんですね。
 赤いコランダムをルビー、それ以外をサファイヤと言うらしいです。
 これだけでも何か勉強になったなぁと。
 そんでそのルビーに間違えられそうなのがスピネル。

201704230015
 石墨

201704230016 201704230017
 ダイヤモンド
 同じ炭素なのにこんなに違うのは面白いよね。

「鉱物の形」

201704230018
 オーケン石
 なんだこのカビみたいなのは。でもこれも結晶らしい。
 触ってみたいな。

201704230019
 針鉄鉱
 この黒い針状の結晶、白い透明な水晶の中でとても目立って見栄えする。

201704230020 201704230021

 石膏(砂漠のバラ)(左) 石膏(右)
 石膏ときいてイメージするのが骨折したときにお世話になるギプス。
 砂漠のバラも形状が面白いけど、右側の透明の結晶が石膏だって言われてもという感じがする。
 そういう意外性も楽しいもんです。
 ちなみにギプスなどに使われるものは「焼石膏」と言い、鉱物の石膏を熱して水分を飛ばしたものだそうな。

 結晶も様々な形があって面白い。同じ物質でも結晶構造が違うと外見が全く異なってしまう。

 ここに展示されている標本で約170点、流して見るだけでも鉱物って色々な種類があって、いろいろな形があって色があって面白いものだなと感じます。
 これだけあったらお気に入りの石が見つかるはず。
 さわれないのが残念だけど。
 ここに紹介した以外のものもたくさんあります。是非展示会へ。 

金澤芳廣化石コレクション
 金澤芳廣氏が四国を中心に収集された化石標本約600点の一部が今回展示されています。
 和泉層群と呼ばれる中生代白亜紀後期の地層からの化石が多い。

201704230022 201704230023
 最も目を惹くのがアンモナイトですね。
 昔から代表的な化石として名が挙がってますし、猫好きな人なら猫が丸まって寝ている姿をアンモナイトの形状になぞらえて「アンモニャイト」や「ニャンモナイト」というのは知ってるかと。

201704230024 201704230025
 このアンモナイトは変ですね。
 異常巻きアンモナイトと言うそうですが、これが一般的なら「アンモニャイト」や「ニャンモナイト」と言う呼び方は生まれなかったでしょうね。

201704230026 201704230027
 この標本の見せ方はかっこいいですね。
 化石の周りはノジュールと呼ばれる硬い石の塊でそこから化石だけを取り出します。

201704230028

201704230029 201704230030
 エビ、カニ、ウニ。
 いいですね。海産物の宝箱やー、って感じです。
 エビなんて伊勢海老じゃないですかね。
 カニの形がしっかり残ってるところは素晴らしい。
 基本的な形はこの時代から変わってないんですね。

 他にも植物の化石や魚類、そして恐竜の化石もそろってます。

 過去にこの地球に生きていた生物たちの痕跡が悠久の時を経てこのように姿を現す。
 化石として見つかった生物たちはその時代やその生物種の代表になってしまうんだよな。

 47都道府県の石
 都道府県の鳥や花はあるのになぜ石がないの?ということで、日本地質学会が各都道府県の岩石、鉱石、化石を選定したそうです。
 その中で展示できるものは展示、できないものは写真などで紹介という形で展示しています。
 また、日本の石としてひすいが選ばれています。(日本鉱物化学会が選定)

 私は兵庫県在住なので、とりあえず兵庫県の石を見よう。

201704230031
 丹波竜は順当なところ。これを選ばずして何を選ぶのかというくらい。
 アルカリ玄武岩と言えば玄武洞、玄さんのいるところですね。
 玄武岩の玄さん知ってますか?知らない人は検索してください。
 黄銅鉱、明延鉱山今も採ってんかね、って1987年に閉山でしたか。

 後、目を惹いた石を紹介。

201704230032
 カオリンです。
 愛知県の石、ごめん、名前だけで選びました。
 でも、この石があったから瀬戸物があるんですよね。

201704230033 201704230034
 三重県の石(左) 長野県の石(右)
 三重県の石で目を惹いたのが「ミエゾウ」の化石。
 ミエゾウと言う象がいたってこと自体が初耳だったんで。
 ナウマンゾウとかに比べるとマイナーじゃないですか。
 三重総合博物館に全身復元骨格があるそうです。

201704230035
 ひすい
 日本の国石として選ばれたそうです。
 このひすいに関する講演会が5月14日にあります。興味がある方は聴講されてはいかがでしょうか。
 第34回地球科学講演会「国石になった翡翠について」

 詳しくは「県の石」「ひすい」を我が国の「国石」として選定も参照ください。

 自分の出身の都道府県の石を眺めても普通の人はピンとこないとは思いますが、この展示を見て自分たちのいるところの地下に眠っている石のことを思いめぐらせてもいいかなと思います。


 この特別展を観覧し、鉱物、化石を通して、自分たちの住んでいる地球の営みに触れることができたのはとても有意義なことでした。
 博物館なんて、と思っている人でも一度訪れてみるのもいいかも知れません。


 この後、特別展記念講演会「鉱物の特徴と環境」を聴講しました。


(追記 2017.5.20)
 特別展「石は地球のワンダー 〜鉱物と化石に魅せられた2人のコレクション〜」をブログで紹介いただいています vol.2(2017.5.19)にてこの記事をリンクしていただいております。
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ギャラリー散策 に参加中!
2017012215クワガタムシの魅力にせまるポスター。
 このツイートから画像をお借りしました。

<生物多様性講演会「クワガタムシの魅力にせまる」>
 2017.1.22
 13:00-14:30
 いたみホール6F中ホール
 伊丹市宮ノ前1-1-3

 講師:荒谷邦雄さん(九州大学大学院教授)
 主催:伊丹市昆虫館公益財団法人伊丹市文化振興財団伊丹市

 結構早口だけど聴きやすい。最初から最後までこの調子で話し続けてた。まさにマシンガントーク。
 最初のプロフィールの話を聞いて、研究者って自分が思った道を行くためにあらゆる手を講じるんだなと感じる。これぞ研究者気質と言うかなんというか。

1.クワガタムシの系統進化。
 クワガタムシ科の定義が「腹板が5枚」「触角の1節目と2節目の間が肘のように曲がっている」の二つだそうな、あのクワガタじゃないってことが意外。
 クワガタムシはジュラ紀(約1億9960万年前から約1億4550万年前まで)からいるらしい。ゴキブリにはかなわないけど結構古くからいるんだな。

2.クワガタムシの系統生物地理学。
 DNA解析の系統樹を使って地理的変動を読み解くことができるのは面白い。
 クワガタムシの生息分布から大陸移動の影響を知ることができたり、遠く離れた地にいるにも拘わらず、DNAで見れば近い種がいるのはなぜかを考えると当時の地理的変動を推測できる。
 クワガタムシの古いタイプと新しいタイプの可食腐朽材を考えると植物の進化によって古いタイプが新しいタイプに追われたのではないかと言う推測もできる。

3.クワガタムシの進化生物学。
 オスが争う必要があるところではキバが発達。必要がない状況になれば小さくなる。
 同じ種でも必要に応じてキバやその他のパーツの大きさが変わる。
 天敵に食われることを考えれば大きければいいものでもなく、必要ないものは消えていくという進化の基本がここにも表れる。

4.クワガタムシの外来種問題。
 困ること。
 1)害虫になる。
 2)在来種との競合。
  幼虫は容易に移動できなくて食われてしまうことも。
 3)寄生虫や病原菌の持ち込み。
 4)在来種との交雑。
  外国だけではなく、国内の移動も問題になる。

 外来種問題の正しい理解と対応が必要。
 ペットとして外国から輸入されたものを安易に逃がしてしまったりするのは厳禁。
 終生飼うか、逃がすくらいなら標本に。


 何かを研究している人はどこかしらぶっ飛んでるところがあるんだなと思うエピソードも楽しく、クワガタムシを通じて地理的変動を知ったり、生物の進化や生存戦略についての知識を深めることができたと感じる。
 クワガタムシに限らず、その土地にいなかった生物をリリースすることはその土地の生物を駆逐してしまう可能性がある。そのようなことはしないと強く思った。
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ブログネタ
ギャラリー散策 に参加中!
ネコらしい・・・。 ネコハエトリ
 本当にラブリー(笑)
 (2009年5月9日撮影)

シンポジウム「クモの世界の楽しみ」
 2016.11.20
 13:00-15:30
 大阪市立自然史博物館 本館講堂
 大阪市東住吉区長居公園1-23

大阪自然史フェスティバル2016

(スケジュール)
 13:00 はじめに
 13:10 「クモ:身近な隣人の知られざる生態」
     馬場友希氏(国立研究開発法人農研機構 農業環境変動研究センター)
 14:00  休憩
 14:10 「あなたもハエトリを探したくなる!」 須黒達巳氏(慶應義塾幼稚舎)
 15:00 「クモをとりまく昆虫たち」 松本吏樹郎氏(大阪市立自然史博物館)

 その後、質疑応答など。

2016112015大阪自然史フェスティバル2016に行ってきました。3

 今回、ここに来た主目的がこのシンポジウムに出席することでした。

 12:40頃に講堂へ。結構人が集まってきた。
 近くに座っている人達がクモの標本をネタに話をしている。南米の毒グモのようだ。
 クモ同好会の人らしい。

 13:00になり、シンポジウム開始。
 司会の松本吏樹郎氏(大阪市立自然史博物館)があいさつ。ああ、やっぱりこの人Oさんに似てるなぁ。

 そしていよいよ本題へ。

「クモ:身近な隣人の知られざる生態」
 馬場友希氏の登壇。

 クモってどんな生き物か、クモの身体の特徴、象徴的とも言える網、オスメスの事、最後に人との関わりについての話を通じて、大概の人が知っているクモの知らない部分を紹介していく。

 造網性のクモからハエトリグモなどの徘徊性のクモが進化してきたということが意外だった。
 徘徊性のクモは網を作るのをやめたってことなんだな。

 クモの網の構造の多様性に驚く。
 よく思い浮かべる円形の網(円網)の他にも立体的な構造を持つ網があるがその形も多種多様。
 はしご網というガを捕まえるのに特化した構造や、獲物を捕らえるための粘球の代わりに細かい糸をくっつけ、静電気で獲物を吸引しているのではないかと言われているもの、はたまた粘球を付けた糸を振り回してガを取るものまでってもうこれは網じゃない。

 クモはオスが小さく、メスが大きいことが多い。
 オオジョロウグモでは体重差が約100倍あるそうだ。
 オスはメスに食われたりする。しかも交尾前に食われてしまうこともあるらしいのでそれは本当に犬死だ。
 後程の「クモになるとしたらどのクモがいいですか」と言う質問に「オスにはなりたくない」との返答を馬場氏がしているのは、まあ至極当然かと。

 クモは見た目から嫌われていることが多いけど、実際は害虫を食べてくれる存在である。そういうところも見てやらないといけないなと感じる。

 休憩後、次の講演に。

「あなたもハエトリを探したくなる!」
 須黒達巳氏の登壇。

 クモの中でもビジュアル的にも受け入れられやすいハエトリについての紹介。
 ハエトリグモの特徴、代表的なものの紹介から、ハエトリグモの見つけ方や演者本人の日本のハエトリグモ全種制覇や新種発見にまつわるエピソードの話など、ハエトリグモを愛してやまない感がビンビン伝わってくる講演だった。

 確かにハエトリグモはビジュアル的にとてもかわいらしいと思う。
 この記事の冒頭の写真は以前私が撮影したものだが、どう見てもかわいいだろ。

 ハエトリグモは他のクモと違って、目がとてもいい。
 PCのディスプレイに留まっていて、マウスカーソルの矢印を獲物と勘違いして追いかけたりするのもおちゃめ。

 ハエトリグモは家の中や身近なところにもたくさんいるので、とても見つけやすい。
 代表的なものが、屋内ではアダンソンハエトリ、チャスジハエトリ、屋外ではネコハエトリ、アリグモなど。
 アダンソンハエトリは世界中にい過ぎてどこが原産地かわからないというのが面白い。

 日本のハエトリグモ全種制覇への道や新種を見つけるためのフィールドワークについての話はとても面白かった。
 いや、おれだったら挫けてるよな、これは。
 何度も現地に赴いてようやく発見できたとか言うのを聴くと本当に根気のいる作業なんだなと思う。

 最後に「クモをとりまく昆虫たち」松本吏樹郎氏の登壇。

 クモは主に昆虫を食べる捕食者としての存在であるが、そのクモを食用として利用する昆虫がいるという話。
 クモの卵を狙うもの、クモ本体を狙うもの。

 クモを麻痺させてそこに卵を産み付けて幼虫のエサにする狩りバチ、クモに寄生して最終的には食い殺してしまうヒメバチの話。

 ■自然史オープンセミナー(8月)「クモヒメバチの自然史」@大阪市立自然史博物館 に行ってきました。(2012.8.18)でも聴いた話だけれども、クモをコントロールして自分の都合の良いような網を作らせる幼虫とか本当に上手くできているなと感じる。

 講演が終わり、講演者への質疑応答。
 鋭い質問や将来有望な子供からの質問があり、クモ業界も捨てたもんじゃないなと。

 講演を聴き終わってまず思ったことは、この人たちはほんまクモが好きなんやなあと思うこと。
 ここで聴いている人たちもそうだと思う。
 この情熱はどこからくるのかと。
 特に研究者として将来有望な子供もいて頼もしい。

 外に出てクモ探しに行こうか。
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2016112013大阪自然史フェスティバル2016に行ってきました。1

大阪自然史フェスティバル2016
 2016.11.19-2016.11.20
 9:30-16:30 入館は16:00まで
 大阪市立自然史博物館
 大阪市東住吉区長居公園1-23

 大阪自然史フェスティバル

 今日は「大阪自然史フェスティバル2016」へ行ってきました。
 会場の大阪市立自然史博物館は長居公園内にあります。
 この公園も久し振り。確か下記のセミナーや展示会以来だ。
 ■自然史オープンセミナー(8月)「クモヒメバチの自然史」@大阪市立自然史博物館 に行ってきました。(2012.8.18)
 ■のぞいてみよう ハチの世界@大阪市立自然史博物館 に行ってきました。(2012.8.18)

 行くところは同じだな。

2016112014大阪自然史フェスティバル2016に行ってきました。2
 大阪市立自然史博物館の外観。
 おお、こんなんだった。入口にクジラの骨が釣り下がってるんだった。
 一部、人の顔とかはぼかしております。

 入口や建物の中には自然関連の団体のブースがあり、自分たちのやってきたことを展示したり、グッズを販売したりしています。
 鳥の観察に適した双眼鏡やレンズなどの展示、動物の骨を3Dプリンタで出力しているブース、生き物をモチーフとした絵画やアクセサリーの販売、はたまた子供たちが作った釣りゲームなど、確かに「文化祭」と言うのがピッタリの催し。

 実は、大きな目的がありまして、というかこれ以外はあまりチェックしていなかったので、どのような団体が出展されているかはあまり知らないで来てしまいました。

 その目的と言うのがこれ。
2016112015大阪自然史フェスティバル2016に行ってきました。3

 というわけで、記事を変えてこの講演について書きます。

 ■シンポジウム「クモの世界の楽しみ」@大阪市立自然史博物館 に行ってきました。
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2016102003バラの花。1
 つい最近、どこか(ツイッターかな)で花にアマガエルが引っ付いている写真を見たことがあって、それが頭にあった時に同じような感じの場面に遭遇したので撮ってみた。
 品種は「マリア・カラス」フランス作出だそうです。

2016102004バラの花。2
 青い空に真っ赤なバラを。
 「ドフトツァーバー’84」というドイツ作出品種だそうです。
 名は「香りの魔法」という意味。
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2016042403ハチのムサシは・・・。1
 シマがベランダに行きたがるので出してやる。
 こんな風に日陰で毛づくろい。
 いつもの光景。

 のはずだったが・・・・

2016042404ハチのムサシは・・・。2
 春になるといろんなものが動き出す。
 ベランダにアシナガバチとその巣があった。シマは反対側にいるのでとりあえずは大丈夫。
 観察すると、まだ小さい巣で女王バチ1匹だけだが中にはいくつかの卵がある。

 早々に立ち去ってもらわなければ。
 シマをベランダから避難させしばらく放置する。
 巣から離れて外に行ってくれたら、そのタイミングで巣を除去しよう。
 そんな状況をシマはわからんのでベランダに出たがるけど、外に出すわけにはいかない。

 いつになるかわからないので、強制的に追い出すことにした。
 殺すことも考えたけどちょっと踏み切れなかった。
 1匹だから対処できるだろ。
 箒でつついて巣から離す。
 でも行って欲しい方向へは行ってくれず反対側へ。
 その間に巣を除去。
 何回か箒で誘導してようやく外へ逃げて行ってくれた。もう戻ってくんなよ。

 タイトルは「ハチのムサシは死んだのさ」って言う歌からね(古い)。
 なんでハチの名前は「ムサシ」って言う男の名前なんだろう。
 ハチってほとんど見るのはメスなんだよね。
 働きバチもメス、女王バチももちろんメス。
 まあ、そんなこと考えてたら、ポケモンに出てる敵役のムサシってのも女だったことを思い出した。
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ギャラリー散策 に参加中!
<のぞいてみよう ハチの世界>
 2012.7.28-2012.10.14 月休(休日の時は翌日、8/13開館)
 9:30-17:00 入場30分前まで
 入場料500円(8/31まで450円)
 大阪市立自然史博物館 ネイチャーホール
 大阪市東住吉区長居公園1-23

 自然史オープンセミナー(8月)「クモヒメバチの自然史」の後に訪れました。

 ハチの生態がよくわかる特別展。
 ハチの化石から標本、生態の説明からハチをモチーフとしたグッズまで、かなり充実した展示で、閉館時刻までじっくり観覧させてもらった。

 ハチは知られているだけで世界で13万種類。

 ハチの進化がまた面白い。
 ハチのイメージといえばスズメバチやミツバチなどだが、これは後ほど出現したもの。
 元々は幼虫は植物を食べるハバチ、キバチ、その中から食性が変わり他の昆虫を幼虫の餌とするヤドリキバチが出現し、それがヤドリバチに分化。
 そのヤドリバチの中に寄主に針を刺して麻痺させ、産卵しやすくする種が現れ、それが有剣類と呼ばれるスズメバチなどに分化するという流れが見て取れる。

 ハチのくびれはヤドリバチになってからできたもの。産卵するときに産卵管を的確に寄主に近づけるために腹部を動きやすくするため。

 セミナーにもあったが、ヤドリバチの中には寄主を操るものがいる。
 クモヒメバチの幼虫が自分がやがてなる蛹を守るためにクモに普段とは違った網を張らせるのも紹介されていたが、ここで紹介されていたのはもうひとつあって、シャクガの幼虫に寄生するある種は蛹になってからも寄主を生かして、蛹をアリから守る番人の役目をさせる。寄主のシャクガの幼虫はその場から動けなくなっている。

 スズメバチに寄生するカギバラバチはまず葉に卵を産んで、それを食べるガの幼虫の中で孵化、そのガの幼虫をスズメバチが捕らえて、巣に持ち帰ることで巣に侵入、そこにいるスズメバチの幼虫に寄生するという遠回りの寄生方法をとる。

 その他にも様々なハチの生態を見ることができて、とても楽しかった、
 特に寄生バチの生態は興味深い事が多かった。

 夏休みの研究にでもするのだろうか、子供たちも多く訪れていた。
 標本を詳細にスケッチしている子供もいて驚いた。

 こういう展示は特に子供たちに見て欲しい。そして昆虫に興味を持ってもらい、さらなる研究の発展に寄与する人材が育っていって欲しいと感じる。

(20160418追記)
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