「出現」という映像作品。
「みえないかかわり」イズマイル・バリー展
2019.10.18-2019.1.13 11/13、12/11休
11:00-20:00 月-土 11:00-19:00 日 11:00-16:30 12/12-12/25 最終入場30分前まで
銀座メゾンエルメス フォーラム
東京都中央区銀座5-4-1 8F
出展作家:イズマイル・バリー
展示会webサイト
〇〇〇
(写真撮影可です。)
エレベーターで8Fギャラリーへ。
こちらから見てくださいと言われて暗い方へ。
「幽かな線」
壁に曲線が描かれ、その曲線上にピンが等間隔で刺されている。
ピンは壁と垂直に立っているわけではなく、全体に見て波のようになっているのがとても美しい。
「ボールの跡」
砂の上にボールを転がしてできた跡を見る展示。
「ジェスチャー#1」「ジェスチャー#2」
壁に開けられた長方形の穴に紙が貼られている。
裏からライトが当てられていて光っている。
微風で紙の端が動いているのが見える。
「線」
手の甲の静脈に水滴を乗せて、脈打つのに合わせてその水滴が動くという映像作品。
着眼点がいい。
「出現」
真っ白な紙の裏に手を添えるとその部分に画像が見えるというもの。
手で紙に触れるたびにカサカサという音がして、手の形に画像が出現する。
この展示はうまいことしてると感じる。面白い。
暗い部屋の壁にスリットがあってそこから光が漏れる。
先程は暗い方へ行ったが、明るい方も展示会場なので行ってみる。
実は先程いた暗い部屋の外がこの明るい方の展示会場。
世界の外から自分のいた世界を眺めるような雰囲気を味わえる。
展示会場全体が作品なんだなぁと思わせる。
「ジェスチャー#1」「ジェスチャー#2」の裏側。
エレベーターの裏側にボールが転がっている。
これが「ボールの跡」にあった転がった跡を付けたボール。
このボールを眺めながらギャラリーを後にする。
作品を形作るもの、そしてそれを作り上げるときには必要でも展示の時には存在しないもの。
今は見えなくても、それは不可欠なものである。
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