ブログネタ
ギャラリー散策 に参加中!
2018102008ブノワ・ブロワザ展@ギャラリーヤマキファインアート。6

ブノワ・ブロワザ展
 2018.10.6-2018.11.3 日月休
 11:00-13:00 14:00-19:00
 ギャラリーヤマキファインアート
 神戸市中央区元町通3-9-5-2F

 ブノワ・ブロワザ展ウェブページ

〇〇〇


 「記憶」がメインテーマ。
 自分の記憶をもとに何かを作り出すものらしい。

2018102003ブノワ・ブロワザ展@ギャラリーヤマキファインアート。1
 作家自身の記憶を頼りにダビデ像やミロのヴィーナス像のごく小さなミニチュアを作り、それを撮影して大きく引き伸ばし展示した作品。

2018102004ブノワ・ブロワザ展@ギャラリーヤマキファインアート。2
 かつて自分の住んでいた町を思い出し、イラストにして動画に仕立て上げた作品。

2018102005ブノワ・ブロワザ展@ギャラリーヤマキファインアート。3
 その動画に用いられた建物や車などを街を構成するパーツとしてハンコにし、作家だけではなく鑑賞者にも体験してもらう作品「furusato」。

2018102006ブノワ・ブロワザ展@ギャラリーヤマキファインアート。4 2018102007ブノワ・ブロワザ展@ギャラリーヤマキファインアート。5
 このハンコを用いて作られた作家自身の作品。

 このハンコで鑑賞者にも過去の自分の街を再現してもらう作品の名前が「furusato」と日本語なのでこの経緯を聞きたくてギャラリーの人に尋ねてみた。
 これは日本で展示するものだから日本語のタイトルを付けた、との話。

 日本人から見れば、このハンコに示されている家や車などは日本のものとは少し異なるので故郷を感じさせるものではないが、こういうの好きな人は多いと思う。
 逆に私は苦手な方。でも体験できるものはやらなきゃ面白くないのでやってきた。
2018102104ブノワ・ブロワザ展「furusato」。
 (2018.10.21撮影)

 映像も作家の過去の記憶をもとに作られているのでわからないところは何もない。遠方の景色などは全くなく、白く抜けている。しきりに降る雪のようなものはそういう記憶が消えていくのをイメージしたものだとのこと。

 全体的に見て、作家の記憶はかなり残ってるんだなと感じる。
 作家は38歳とのことだったが、私が同じ年齢の頃に同じようなことをしろと言われたら多分ここまで作れない。
 彫像のミニチュアも記憶を頼りにしたものとしてはよくできてた。
 まあ、そういうところを見るのではないんだろうけど。