フェルメールとレンブラント:17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち ‐世界劇場の女性‐@京都市美術館
2015.10.24-2016.1.5 月休(祝、1/4は開館)、12/28-1/1休
9:00-17:00 入場16:30まで
大人1500円
京都市美術館
京都市左京区岡崎円勝寺町124
17世紀、オランダ絵画の黄金時代の作品を見る展示会。
以前何らかの事情で中止になった展示会が仕切り直しで開催された展示会かな?
11:00頃に美術館に到着。人は少ない。日曜日か?と言うくらい。
会期の始めってこんなものなんかな。
気になった作品についてコメントしてみる。
ヨハネス・フェルメール「水差しを持つ女」
何だろう、ちょっと訴えかけるものが少ないと言うか何と言うか。
女性の衣装がシンプルで目立たないからか。
何かもやもやする。
今回の展示会の最大の目的、であったはずだけど、周りの大きな作品に惑わされたのか作品の前を通り過ぎてしまうと言う失態。
ヤン・ステーン「恋の病」
固い表情の女性の脈を取る怪しげな男性、男性はヤブ医者だと言う。
このペテン師はもっともらしい顔で隣の男性に「これは恋煩いですな」とでも言ってるのだろうか。
目立たないけど入り口に交尾する犬を配置してこの絵のテーマをプンプン臭わせているのがおかしい。
ヤン・ステーン「女将と戯れる老人とバックギャモンに興じるふたりの男のいる酒場の室内、通称「二種類の遊び」」
ゲームに興じるおっさん達とギャラリー達や女将にちょっかいかけてる老いぼれはともかく、その奥にいるどちらにも与しない陰の薄いおっさんは何を意味しているのか。
この人の存在意義が気になってたまらない。
ホットフリート・スハンケン「さまざまな嗜好」
手前のタバコを吹かしている男性と奥の男女。言い換えれば、ぼっちとリア充。
タバコ吸ってる男は奥のカップルに毒付いているよね、このひしゃげた顔つきは。
まあ、その気持ちはわかる。
サミュエル・ファン・ホーホストラーテン「貧血症の女」
青白い顔色の女性、いかにも不健康そうな顔色。
足元に座っている猫に真っ先に目が行ったのはナイショ。
あくまでも私の個人的な感想だけど、全体的に見て印象に残りにくいイメージの展示会だった。
ただ単に自分の好みと合致しなかったというだけだと思うけど。
どうしても先に開催されたルーブル美術館展と比較してしまうと言うのもあるかな。
「世界劇場の女性」ってなんだろう。どうも違和感を覚える。
コメント
コメント一覧 (4)
なんたる失態!!(笑)
くーさんには訴えかけるには魅力が足りなかったんですかねー。
若くないからやろか?
今回は早々と〜〜(笑)
〜フェルメール お好きですねっ(^^)
ナイショのネコちゃんかわいいですね。
でも〜〜あの目線はちょっとずるい!かも。
ちなみに私は美術館へは平日の2時〜3時ごろにいきます。
まばらの観賞が狙いでね(笑)
「水差しを持つ女」はどこかなーと歩いてたら、知らない間に出口に・・・。
まあこればかりは好みの問題なんで(笑)
はい、フェルメール好きです(笑)
フェルメール作品が出展される国内の展覧会は2000年のフェルメールとその時代展以降ならほとんど行ってると思います。
ルーブル美術館展に行ったのは最終日ではなかったのですが、夏休みに入っていて人が多かったんです。マウリッツハイス美術館展ほどではなかったですが。
今回は他にも寄るところがあったのでこの日にしました。
そうですよね、平日の方が人が少なくて見やすいのはわかります。
さすがにマウリッツハイス美術館展は平日に行きましたよ。
そうですよね、あの猫いいですよね(笑)
こういう絵画には犬は結構描かれているんですが、猫は少ないです。