魅力的な作品はどこにある?
<第27回公募2012日本ジュエリーアート展>
2012.6.1-2012.6.10 6/4月休
10:00-18:00 入館17:30まで 最終日15:30まで
伊丹市立工芸センター
伊丹市宮ノ前2-5-28 工芸センターB1F
最近、ジュエリーに興味を覚えている。
アクセサリーとしてではなく、構造物としてである。
今回の展示も実用としてはどうだろうというものもあったが、構造的に魅力的なものがいくつか見られた。
under26部門(26歳以下)と一般部門があり、私が興味をそそられたunder26部門賞、奨励賞、そして入賞のものをピックアップした。
<under26部門賞 檜谷拓弥さん
ジグソーパズル。柄は国旗をモチーフにしている。
<奨励賞 under26部門 荒井裕美子さん
ステンレスの目の細かいネットのネックレス。
薄手の布の様で、ネックレスと言うよりスカーフを巻いている様。
布の様にシワも作ってある。
付け心地はどうなんだろうか。
<under26部門 柿本あずささん
銀粘土によるネット状のアクセサリー。
ネットの表面でドーナツ状のアクセサリー。入れ子状のものもあり、身につけた時の挙動が面白そう。
<under26部門 吉田祐里さん
銀の土台に岩絵の具で着色したリング。
形状が箱のティッシュ。ちゃんと中にティッシュも入っている。入れ替えも可能のようだ。
柄もどこかで見たような…
花粉症の女性の味方?
遊び心たっぷりの作品。
<under26部門 鈴井真綺さん
黒い紙で作られた切り絵を立体的に組んだリング。
切り絵を立体で活用しているところがいい。
<一般部門 彦根美代さん
ヒトデをモチーフにしたチョーカー。
サファイアの粒が表面に散りばめられていて、結構リアルな形に仕上げてある。
<一般部門 山田美代子さん
木で作られたリング。
ナックルダスターを想起させる指を4本入れるリングで、先に動物の爪みたいなものがつけられている。
<一般部門 小林京和さん
ステンレス製のネックレス。
ステンレスワイヤーの正十二面体を多数組み合わせて円状にしたもの。
正十二面体の対角線のワイヤーの精細さも見惚れる。
横から眺めていると建造物を彷彿とさせる構造。とても美しい。
ワイヤーアートの見どころである光に照らされてできる影も綺麗だ。
京都でギャラリー散策していた時に偶然見つけたGalleryC.A.Jで出会った小林京和さんの作品。
正多面体の組み合わせのアクセサリーはアクセサリーと言う概念を越えて、構造物として美しい。
私の中では大賞。
<ジュエリーの起点と作品展>
上記展示の併設展。
<小倉理都子さん
layer of the momentシリーズ
現像したリバーサルフィルムとネガフィルムを用いて、アクセサリーを作る。
現像した後と言うのが、単にリサイクルと言うことだけではなく、そこに写し出されているものを身につけると言うこと。過去の歴史を身につけると言うこと。
<第2回日本ジュエリーデザインコンペティション>
上記展示の併設展。
<奨励賞 中田綾奈さん
万華鏡のリングのイラスト。
これはロマンチックだ。実際に作るのかな?
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