心に残る作品を求めて・・・。
<20130357 松延総司展「Twisted RubberBand / Humming」>
2013.9.17-2013.9.29
11:00-19:00 最終日18:00まで
Gallery PARC
京都市中京区三条通御幸町弁慶石町48 三条ありもとビル[カフェ クラッセ]2F
京都を歩いていると所々で見かける「KYOTO EXPERIMENT 2013」のポスター。
輪ゴムがねじれているポスターは気になっていた。
その展示が行われているのを思い出し、急遽予定に入れる。
ギャラリーの大きな窓にねじれた輪ゴムが正方形状に並べて貼られている。
そして仰々しく、透明の箱に十字の細い糸を張って、そこにねじれた輪ゴムがまるで標本のように飾られている。
ここで、輪ゴムのねじれ具合だとか、何回ねじったら穴がいくつできて、とか言うのを考えたくなるのだが、それを阻止するのが流れている音楽、というか歌。
作家さんが500曲作った鼻歌。1曲あたり1分と言う短いものだが、それがギャラリーに流れている。
鑑賞者が曲を選ぶこともできるらしいので、選んでみた。
どの歌も何か対して変わらないような。
しかも、何の気なしに出てくるような鼻歌なので何の曲なのかもわからないし、第一聞いていると力が抜ける。
真剣に考えようという気がなくなってくる。
まあ、輪ゴム相手だからなぁ、と思いつつ、鼻歌を聴きながら輪ゴムを眺めていた。
私はそんなに長い間いないからいいけど、ギャラリーにおられる方はこの曲をずっと聞いているんだよな。大変だと思う。
<20130358 「猫展」長沼隆代>
2013.9.17-2013.9.29
12:00-18:00
紅椿 それいゆ
京都市中京区壬生御所ノ内町46-1
和紙で作られた猫の人形の展示。
一目見て、可愛らしく作ってあるなぁと思う。
コミカルな猫達、もちろん招き猫もあります。
販売もされていて、最終日だということもあり、結構売れてなくなっている作品も。
ネコ単体だけでなく、人と猫とが合わさってジオラマ風になっている作品や、竹久夢二のネコの出てくる絵をモチーフに立体に作り上げた作品など、かなりしっかり作りこまれている作品も。
「ぱみゅ猫」と言う名前のまつげの生えている猫の作品があったが、これはきゃりーぱみゅぱみゅの「つけまつげる」にちなんで名づけたそうな。
<20130359 大橋麻里子展>
2013.9.24-2013.9.29
12:00-18:00
trace
京都市下京区和気町4
以前より個展を拝見させていただいている作家さんの個展。
ジャンルは抽象画かな。
ギャラリーに入って、以前とは違うなと感じる。
コラージュ作品なんて今まで見てないし。
中間辺りからコラージュが消えたものの、以前と比べるとちょっと平面的というか。
以前の作品は絵の具を置いていると言うイメージがあった。
そして、この絵は何を示しているのかがわからない。
以前はまだモチーフがわかり、それをとっかかりに絵を自分なりに納得できたんだが。
色を付けたキャンバスに紙を貼ってヤスリで削って薄くするというこれまでとは異なる手法を用いての製作ということもあり、この展示は作家さんの試行錯誤の実験結果を見ていることになる。
この実験は今後の作品にどう生かされるのか、次は卒業制作だそうなので、楽しみにしていよう。