映画「犬と猫と人間と」(第七藝術劇場)で見てきました。映画の日で1000円でした。

 動物愛護のことには特に関心もなかった映画監督が、ネコおばあちゃんからの依頼で動物愛護を啓蒙するための映画を撮った。監督自身が動物を取り巻く環境や関わる人間を取材している。

 ネコと暮らしていて、この国の動物に対する現状に背を向けてはいられないと自分では思っている。
 ペット産業の光と影、行政の殺処分については知識としては頭に入っていることが多かった。
 でも、改めて映画で現状を見ると監督の言葉じゃないけど、人間でいるのがいやになってくる。

 でも、こんな現状を改善していけるのも人間。
 動物たちを保護し、新たな飼い主を探す。そういう人たちの活動も映画では紹介されている。

 子供たちが子犬を保護し、新たな飼い主を探しているのを見た。
 自分たちのお年玉を犬たちのえさ代にしたりしていたりして。
 このようなやさしい心を持った子供たちが増えていけば将来は明るいんじゃないかな。

 どんなに頑張っても動物を捨てる人はいなくならないだろうけど、そういう人を減らすことは可能だ。
 この映画のような啓蒙活動がもっと広がればいい。
 人々の考えが変われば状況は変わっていく。国も動く。

 あまり難しく考えるより、まずは自分が手の届くところから。
 まずは知ることからでいいと思う。