ネコじかけのBlog

うちの猫(シマ)とねんどろいど、外猫の記録。
VOCALOID関連の話題、展示会のレポート。

タグ:兵庫県立美術館

ブログネタ
ギャラリー散策 に参加中!
2013082301美かえる@兵庫県立美術館
 久々の兵庫県立美術館。屋上の「美かえる」がお出迎え。

2013年度コレクション展
 2013.7.6-2013.11.10 月休(祝日の場合は翌日)
 10:00-18:00 10:00-20:00 特別展開催の金土 入場30分前まで
 一般250円(7/6-9/1) その他の期間は500円
 兵庫県立美術館
 神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1

<20130300 小企画:美術の中のかたち−手で見る造形 近いかたち、遠いかたち−岡普司・重松あゆみ・中西學>

 兵庫県立美術館の(隠れた)名物企画「美術の中のかたち−手で見る造形」が今年も開催。
 今日来たのはこれがメイン。

 普段触ることのできない作品に堂々と触ることができるのがこの企画の醍醐味。
 もちろん撫でるだけ。乱暴なことをしてはいけません。
 視覚障害者のための触れる企画だが、障害のない人にとっても展示作品を手で触ることができるのは面白いのではないかと思う。
 今回は特に重松あゆみさんの作品が展示されていると知って、とても楽しみにしていた。

 重松あゆみさんの陶器作品はギャラリー白で何度か拝見したことがある。
 何と言っても、あの変わった形状が魅力。
 クラインの壺や三半規管を想起させる形状は数物系の人は結構引きつけられる形状なのではないかと思う。
 そして、表面の色彩。
 グラデーションの色使いがとても美しく、形状とともに作品の神秘性を高めている。

 見るだけでも惹きつけられるあの作品に触ることができる。
 表面の滑らかさや、空洞がどこまであるのかなど、見ているだけではわからなかったことがわかる。

 展示室の最初には岡普司さんの作品。
 鉄、木、紙で作られた作品が並ぶ。
 壁に設置された作品、鉄の冷たさ、表面の荒々しさを手で味わう。

 壁には中西學さんの作品。
 マーブリングのような模様の絵画、表面を透明樹脂でコーティングしてある。
 これは触る意味があまりなかったような。
 一つ立体作品がある。面白い形状の作品。
 目をつぶって表面をなぞってみる。

 そして、重松あゆみさんの作品。
 陶器なので、他の作品を触った後ではまた手を拭くことになった。
 表面はとても滑らかで、触り心地が良い。
 撫でるのに夢中になった。
 空洞にも手を入れて、どうつながっているのかを確認。
 クラインの壺のように変なところから手が出てくるんじゃないかと想像すると面白い。
 まあ、実際はそんなことはないのだが。
 グラデーションの表面は美しく、なめらかな表面の触感と相まって更に作品を魅力的に感じることとなった。
 何度も回って撫でて、空洞に手を入れて、ちょっと離れてみて、また撫でる。
 鑑賞者がいなかったので、スタッフの方と話をしながら。
 作品についての感想などをダイレクトに話しできるのは有意義だった。

 この「美術の中のかたち−手で見る造形」は今後も続けて欲しい。
 作品を触ることができるのはあまり体験できないだろうから、是非体験してもらいたい。

 特別展として、「ルノワールとフランス絵画の傑作展」、「マリー・アントワネット物語展」も開催されていますので、こちらもどうぞ。

(20160420追記)

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ギャラリー散策 に参加中!
2013082301美かえる@兵庫県立美術館
 久々の兵庫県立美術館。屋上の「美かえる」がお出迎え。

2013年度コレクション展
 2013.7.6-2013.11.10 月休(祝日の場合は翌日)
 10:00-18:00 10:00-20:00 特別展開催の金土 入場30分前まで
 一般250円(7/6-9/1) その他の期間は500円
 兵庫県立美術館
 神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1

<20130299 特集 新収蔵品紹介 信濃橋画廊コレクションを中心に>
 信濃橋画廊、今は橘画廊のあるところに長年あった画廊。
 私がその存在を知る前に閉廊してしまった。
 その信濃橋画廊のオーナーが集めたコレクションが兵庫県立美術館に託され、今回の展示となったらしい。
 主に現代美術中心のコレクションは注目するに値する。
 他にも現在美術関連の収蔵品も展示され、ちょっとへんてこな(笑)美術作品を見るのにいい機会かも知れない。

 その中でも目を惹いた作品を幾つか綴ってみる。

 信濃橋画廊関連(オーナー寄贈品)。

 風の柩供35、風の柩供36(橘昭信氏)
 細い木の枝を針金で固定し、全体的に籠のような構造物を作り出している。
 外見は丸い胴体から刺が生えているようなもので、柩というより鳥をイメージした。
 一見ワイヤーワークを想起させるのも目を惹いた要因かも。

 連動(吉田廣喜氏)
 黒いペンで描かれた線画。
 Ωの角ばったような形を連続して描いている。
 上に行くほど密度を上げ、形を小さくしているので遠近感を覚える。
 集まった群衆を見ているようなイメージ。

 泥だんご(谷森ゆかり氏)
 まさしくそのまま。
 私も子供の頃必死に作った経験がある泥だんご。
 表面も磨いてピカピカ。
 こんなのも作品になるんだと思わせる作品。

 その他の展示。

 Steps(祐成政徳氏)
 手すりのついた階段が切り取られたように展示室の壁に置かれている。
 実際階段を上がることも可能。
 ちょっと上がったところから眺める展示は違った印象を受ける。
 視点が変わると面白い。
 昨年の「美術の中のかたち−手で見る造形」に作品を出展されていたのを思い出す。

 いたるところ微分不可能な関数族のみたす方程式(3)(菅野聖子氏)
 大きなキャンバスに方眼を描き、同心円、円に沿って三角状のパーツが多数描かれる。
 大きな風車のように見え、なんだか絵に引きこまれそうな感覚さえ受ける。
 題名も美術作品には珍しい数学の論文のタイトル。
 ワイエルシュトラス関数と言う連続だけどどの点も微分できない関数についての論文らしい。
 なお、(3)とのナンバーがふられているように、いくつかのシリーズとなっている。
 調べた所、(2)が京都近代美術館に収蔵されているようだ。
 機会があれば見に行ってみよう。

 この部屋で鑑賞中、鑑賞者がいなかったので、質問がてらスタッフの方に作品についての話などをしていた。
 作品を見ながら作品と対話をしていたという話を聞いて、とても楽しそうな雰囲気で何だか微笑ましいというか嬉しいというか。
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ギャラリー散策 に参加中!
絵画鑑賞。シマ
 魅力的な作品はどこにある?

<2012年度コレクション展供
 2012.7.7-2012.11.4 月休(月が祝の場合、火休)
 10:00-18:00 10:00-20:00(金土)
 一般500円 9/22まで半額
 兵庫県立美術館
 神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1

 毎年開催されている「美術の中のかたち―手で見る造形」が主目的。
 今年は祐成政徳氏のインスタレーション。

 空気を入れた大きく赤いクッションみたいなものが部屋に横たわっている。押すと跳ね返ってくる感触を味わう。

 正直言って、作品数が少なくて、ちょっと残念。
 一つの作品は巨大で、触り放題だったが、単調なので、多分すぐに飽きる。

 この企画で思い出に残るのは、小さな発泡スチロールのビーズに彫刻作品を埋めて、手探りで探し出せるもの。
 これは本当に楽しかった。

 来年に期待。

 常設の小磯良平の作品「斉唱」を見てきたが。今日の「美の巨人たち」がこの作品を扱っていた。

 ちなみに9月22日まで、クールスポット設置期間ということで、普通は一般500円のところが、半額の250円で入場できる。
 美術作品を扱っているため、エアコンが効いていないと感じる温度では決してないので、ちゃんと涼める場所になっていると思う。

 コレクション展は企画展と違って、そんなに人が入っていることはないと思うので、ゆっくりできそう。

 最後に、兵庫県立美術館の屋上にこんなものが。

美かえる@兵庫県立美術館
 「美かえる」という名前です。

 オランダの作家さんの作品らしい。幅10m.高さ8m。
 JR灘駅から南下してくると見えてきます。

<Ordinary Miracle展「いつか」>
 2012.7.16-2012.7.29 金休
 13:00-19:30 13:00-17:00 月 最終日16:00まで
 birdie photo gallery
 神戸市中央区元町通1-11-7 千成堂ビル4F

 sophie takakuさんと宮崎 shihiroさんが定期的に行なっている写真展。
 ここもお二人が運営されているギャラリーで今年2012年3月にオープンした新しいギャラリー。

 sophie takakuさんは本人の(明るい)イメージとは真逆の落ち着いた、どちらかと言うと重いイメージの写真。
 宮崎 shihiroさんは本人のイメージと合ったモノクロフィルムの落ち着いた感じ、そして重厚感のある写真。
 どちらも重いという表現をしたが、雰囲気はまた違うのが面白い。

 クラシックカメラを使った企画などがあるそうです。
 ご興味のある方は見物がてら訪れてみるのも面白いかも。
 ただし8月は休みらしいです。詳しくはウェブサイトを確認してください。

<Nana Hamada Solo Exhibition>
 2012.7.24-2012.7.29
 12:00-18:00 最終日17:00まで
 DELLA-PACE
 神戸市中央区北長狭通4-9-10 黒澤ビル1F

 細い金属のワイヤーをかぎ針で編んで作り上げたオブジェの作品展。

 以前、作品を拝見したとき(Duality@GALLERY 301(2012.3.3))は作品数が少なくて、ちょっと残念に思ったのだが、今回は作品も多く、作家さんもおられ、しかも作品を触れることもできて満足。

 編まれた作品は金属でできている事を忘れさせる柔らかさで、形もある程度変形する。
 先を持ってぶら下げるとその方向にちょっと伸びたり、そのまま地面に置くと、自重で縮んだり、その挙動が面白い。

 ワイヤー作品で困るのは写真撮影。
 DMなどで写真を撮ることは少なくない。
 写真ではなかなかこの魅力を伝えられないのは残念だとおっしゃっていた。

<水ノ流ルル2>
 2012.7.24-2012.8.5 7/30月休
 13:00-19:00 火-金 12:00-19:00 土日 12:00-17:00 最終日
 アトリエとギャラリー 晴空
 神戸市中央区海岸通4-3-13 ポートビルディング2F 215号室

 水をテーマにした作品展。
 私も写真で参加しています。もちろん猫の写真です。

 今回、特に目を惹いたのがいやまみわさんの絵本のイラスト。
 いや、そっちやないやろ、って言う面白さがある。
 実際見てもらったらわかります(笑)

 昨年も出されていた方の作品もグレードが上がって見応えがありました。

 そして、今日は出展者の五十嵐聖隆さんのコーヒー振る舞いがありました。
 コーヒーの香りが漂い、コーヒーを飲みながらお客さんたちが歓談する姿がいい雰囲気です。
 普段、コーヒーはあまり飲まない私ですが、いただきましたら、これまた美味しい。
 日頃こだわってはるのがよくわかりました。
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ギャラリー散策 に参加中!
絵画鑑賞。シマ
 美術館、ギャラリー散策も面白いですよ。

<猫ちゃん大好きな人展>
 2011.9.22-2011.10.2 9/28水休
 10:00-18:00
 ギャラリー ARTS AND CRAFTS
 神戸市中央区中町通3丁目1-8-202 ライオンズステーションプラザ神戸2階

 高橋秀信さん
 オスに上から乗っかかられ、首をくわえられているメスが反撃するくらいの勢いで上を向こうとしている写真が迫力があり、見ていて楽しかった。

<桝本佳子展 やきもの変化>
 2011.7.16-2011.11.6 月休(月が祝の場合、火休)
 10:00-18:00
 10:00-20:00(金土)
 兵庫県立美術館
 神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1

 美術館のホームページにあった猿と壺の作品が面白いと感じたので見に来た。
 実際に触ることができる企画で、壺の触感を楽しむことができたり、小さい作品は少し持ち上げて見ることもできる。

 大きい壺に馬が突き刺さってたり、皿や壺の絵を立体にして、器から大きくはみ出させてみたり、とにかく見ていて面白い。

 古い陶器からレプリカを作ったものと、そこから自分で大胆にアレンジ、絵が立体になって飛び出したり、描かれている物自体で器の形に仕上げてみたり、やることが大胆。

 奇抜な物でなくとも、立体の作品は特に触ることができるのは俄然楽しくなる。
 触れないのが普通だから。

 数年前に発泡スチロールの細かい粒を入れたスペースに彫刻などの立体の作品を埋めて、そこに入って作品を掘り出して触って鑑賞する企画が当美術館であったのを覚えている。
 このような普通ではないような企画は面白い。


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ギャラリー散策 に参加中!
絵画鑑賞。シマ
 美術館、ギャラリー散策も面白いですよ。

<借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展>
 2011.7.23-2011.9.25 月休(9/19開館、20休)
 10:00-18:00 10:00-20:00(金土)
 兵庫県立美術館
 神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1

 物が大きく作ってあり、観覧者が小人になって見て回る趣向。
 映画の設定か。
 映画の設定を知っている人はより楽しめるのかも知れない。
 子供たちは大喜び。

 猫のイラストの切手が貼ってあった。こういうところにはなぜか目が行く。

 アトラクションを抜けたところに、彼が手がけた映画の舞台設定やジオラマの紹介、展示。
 彼の仕事の紹介映像を見る。
 実写映画のセットを建設しているところを流していたが、絵コンテからそれを元にしたジオラマや3DCGを作り、そして実際に建設する。
 アニメでも実写でも設定の作り込みは緻密に行われていることを感じる。



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それで評判は?
 写真や絵を見るのも好きです。

 今日は神戸方面。

<家の猫 外の猫3 小畑敦子個展「猫絵巻」>
 2011.4.5-2011.4.10
 10:00-18:00 12:00-18:00(4/5) 10:00-17:00(4/10)
 兵庫県立美術館 ギャラリー棟1Fアトリエ1
 神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1

 油絵の猫の絵の展示会。
 70cm×10mのキャンバス地に描かれた猫たちも圧巻だったが、床の模様が猫の絵になっているような隠し絵や、入れ子の絵になってるものなど、ちょっと面白い絵が印象に残った。
 案内のイラストを旦那さんが描かれていて、コミカルな絵に力が緩む感じ。


<CRYPTOGRAM>
 2011.3.26-2011.4.17
 3/30,4/6,13水休
 11:30-19:00
 TANTO TEMPO
 神戸市中央区栄町通2-1-3 謙昌ビル3F

 あちこちの街の風景を切り取った写真展。
 DMに採用されていたドーム型の屋根が印象的。


<手にとるポストカード展>
 2011.3.29-2011.4.10
 4/4月休
 12:00-19:00 最終日17:00まで
 メリケン画廊
 神戸市中央区波止場町6-5 上屋SO-KO 2F

 ポストカードの展示販売。
 ポストカードに向く絵柄と写真展に展示する絵柄は違うかなぁ、とか思いつつ眺めていた。


アトリエとギャラリー 晴空
 展示会などはなかったのだが、近くに来たので、ちょっと顔を出してきた。
 長居はするつもりはなかったのだが、結果的に長居をしてしまった。どうもここは居心地が良すぎる。
 恒例の福図鑑もGWに開催されるようです。

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行ってきたで。

アムステルダム国立美術館展
 2005.10.25-2006.1.15 月休(1/9月開館、1/10火休、12/28-1/3年末年始休み)
 10:00-18:00 10:00-20:00(金土)
 兵庫県立美術館
 神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1

 友人とアムステルダム国立美術館展へ行ってきた。目玉はフェルメール「恋文」。
 気になった作品は次の通り。

アドリアーン・ファン・オスターデ「画家のアトリエ」

 お前、絵を見てるかと言われたらそれまでなんだが、「画家のアトリエ」と言えばフェルメールやろ。去年神戸でも見ました。
 しかし、この絵はフェルメールのそれの華やかさとは違って、かなり地味で暗い。

アブラハム・ミニョン「傾いた花束」

 倒れかけの花瓶とそれに生けられている花束、花瓶の左側にネズミ捕りに手をかけた動物が。
 何だこの縦長で鼻筋の通った顔。どう見ても顔の作りはサルか人間ぽい。
 でもこれはネコなんだろう。
 この人はネコを見たことがないのだろうか。

ヤン・ステーン「レイデンのパン屋、アーレント・オーストワールトと妻、カタリーナ・ケイゼルスワールト」

 ヤン・ステーンと言えば、以前に何度か展覧会で絵を見ている。風俗画で結構面白い絵を描いてくれている画家で、ひそかに注目していた画家である。

 今回はパン屋の家族の肖像画である。
 奥さんの髪形が変です。これが流行なのだろうか。

カスパル・ネッチェル「子供の髪を梳いている母のいる室内(通称「母親の世話」)」

 親は子供にしつけをするのが義務ですよってのを絵にこめているそうだ。
 今でもそのことは通じる。

 まあ、それはいいんだけど、ここに描かれているネコはかわいく描かれている。この人はちゃんとネコを見て描いていると思われる。

 そして、一番最後に出てきたのが、今回の展覧会のメインイベントである

フェルメール「恋文」

 召使の女性が楽器を手にした女性に渡した手紙は誰かからのラブレター。

 窓からの光がクローズアップする2人の女性の色彩や明暗が目を惹きつける。
 女性が身に着けているイヤリングとネックレスの光沢、そして床に立てかけられているほうきの光の反射が立体感を生み出す表現がいい。

 そして、部屋を見ることができる範囲が手前にある棚やら扉やらで狭くなっているところが、なんだか覗き見をしているようで見るほうも興味をそそる。

 アムステルダム国立美術館展は日本では神戸だけと聞いている。関西に住んでてよかった。
 フェルメールの絵を見られるってのはとてもうれしいこと。

(2016.4.15追記)
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ブログネタ
ギャラリー散策 に参加中!
行ってきたで。

2005年度コレクション展
 2005.7.16-2005.11.3 月休(月が祝の場合、火休)
 10:00-18:00 10:00-20:00(金土)
 兵庫県立美術館
 神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1

 モロー展のチケットに、「コレクション展供廚鮓ることができるチケットがついていた。
 せっかく来たのだから見て行こうかというレベルで大して期待もしていなかったのだが、ところがどっこい、こっちのほうが面白かった。
 ここにはおれみたいな人間が思っている美術の範疇を超えるような作品が並べられていた。これを見ていくうちに、美術って何でもありか?と思うようになる。

新感覚。眠り猫
 あ、ネコ発見!(藤田嗣治「眠り猫」)
 常設展示室はフラッシュと三脚さえ使わなければ撮影OKらしいので、撮ってきた。

 ある部屋に入ると、一辺が30cmほどの正方形の白い布のクッションが床に一直線にドミノ倒しのように20〜30個ほど並べられている。なんだこりゃ。
 友人が「これなら私でも作れる」と言ってたが、さすがにこれを美術作品だと言って出せないわなと話をしていた。それを美術作品だと言ってしまうところがなんかすごいなと。(森内敬子「作品」)

 「砂の聖書」(荒木高子)と言う作品を見た。砂を固めて本のような形にしたような塊の表面に英語で文字が印刷されている。聖書と書いてあるのだから、内容は聖書なんだろう。
 これを見たときに「本の化石」ってのを思い出した。グリの街の図書館に展示されている指文字が書かれた本が石に変えられてしまったようなもの。(灰羽連盟11話)
 知らん人にとってはなんのこっちゃわからんやろけど。

 極めつけは、杉浦隆夫の「みんな手探り」と言う展示物だ。
 白い発泡スチロールの粒が満たされたエリアがあって、そこに彫刻がいくつか置かれている。そしてその彫刻は発泡スチロールにほとんど埋められていて、直接全体を見ることはできない。
 その彫刻を鑑賞するためには、鑑賞者がその発泡スチロールのプールに入って、手探りで感じるしかない。

新感覚。みんな手探り

 これは面白そうだ。入るのを渋る友人を連れて入ってみた。

 発泡スチロールの感触が最初はなんだか違和感を覚えたが、とても心地よい。
 中に埋められている彫刻を掘り出そうとしてみたが、掘り出した粒が崩れて彫刻を埋めてしまうので、全体を見ることができなかった。手で感じるしか方法がない。
 しかも、彫刻に触れたときに、彫刻の表面と手の間に発泡スチロールの粒が入り込んで、表面がなにでできているのかがすぐにはわからない。とても不思議な感じ。

 彫刻の鑑賞より、発泡スチロールの中に入っている感触がとても心地よくて、なんだか癖になりそう。ここでずっと遊んでいたい気分になる。
 水や雪と違って濡れないし、浮力もないから、しゃがむとそのまま抵抗をあまり感じずに沈む。
 また、発泡スチロールの粒ともなると、静電気であちこちに引っ付いたりして困るのだが、この粒は静電気防止加工を施してあるらしい。だから静電気で引っ付かない。だからさらっとしていていい感触なんだな。

 この中に飛び込んでみたいもんだ。

 今日は友人と二人して、モロー展を見に来たんじゃなくて、発泡スチロールのプールに入りに来たんだなと納得していた。

 ここでどんなものかをちらっと見ることができます。
 
 帰宅してから、服を脱ぐと、白い小さな粒がぱらぱらと落ちてきた。あの発泡スチロールがまだ残ってたんだ。
 その白い粒をクロが食おうとする。すぐに掃除機をかけることになった。何でこんな時間に掃除やってんだろう。

 風呂に入ると、湯船に白い粒が浮かぶ。発泡スチロール恐るべし。

 それはそうと、またフェルメール作品が神戸にやってくるみたい。
 「オランダ絵画の黄金時代 アムステルダム国立美術館展」が2005年10月25日から2006年1月15日まで兵庫県立美術館で開催される。そこに、フェルメールの「恋文」がやってくるようだ。
 日本ではここでしか開催しないそうだ。
 行くこと決定。

(2016.4.15分割追記)
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ギュスターヴ・モロー展
 2005.7.7-2012.11.4 月休(月が祝の場合、火休)
 10:00-18:00 10:00-20:00(金土)
 兵庫県立美術館
 神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1

 今日は兵庫県立美術館ギュスターヴ・モロー展を見に行った。象徴主義を代表する画家の一人であるギュスターヴ・モローの絵を一度生で見てみたいとは思っていたのだ。

 一時期、ギュスターヴ・アドルフ・モッサという画家の絵に惹かれて、象徴主義について調べたことがあった。モッサはあまり有名ではないみたいで、資料や文献自体もそれほど見かけられなかったが、モローはかなり多くの資料や文献があったことを覚えている。

 うーん、どうも、おれの心を捉える絵がない。ギリシャ神話や聖書については知識もあまりないし、興味もあまり持っていないからだろうか。

 モローの絵が印象に残らなかったのには、もう一つ理由があった。
 モロー展のチケットに、「コレクション展II」を見ることができるチケットがついていた。
 せっかく来たのだから見て行こうかというレベルで大して期待もしていなかったのだが、ところがどっこい、こっちのほうが面白かったのだ。

 ということで、こちら
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行ってきたで。

ドレスデン国立美術館展
 2005.3.8-2005.5.22 月休(月が祝の場合、火休)
 10:00-18:00 10:00-20:00(金土)
 兵庫県立美術館
 神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1

 この展覧会へ来た目的、それは、ヨハネス・フェルメール「窓辺で手紙を読む若い女」。
 それ以外はスルーしてもいいかとも思っていたが、ところがどっこい、他の展示品も興味深いものが多く、かなり楽しい時間を過ごすことができた。

 展示室に入ってすぐが「数学物理学サロン」からの出品。
 地球儀やら天球儀が置かれていた。地球儀を見ると、日本を探してしまう。日本史の教科書で見たような変な形の日本列島が見える。
 天球儀では黄道十二星座を順に追ってみる。
 真鍮製の地球儀、日本が見当たらない。
 当時の世界観が良くわかるのは興味深い。

 三角定規と定規が展示されていたが、真鍮製で取っ手までついている。定規はまるで文鎮のようだ。
 分度器やコンパスもあり、今のものとあまり変わらない。
 三角定規やコンパスなどにも、装飾が施されているのが面白い。こんな文房具、使ってみたい。

 胡椒挽き仕込み棍棒というものの展示があった。棍棒にペッパーミルが仕込まれていると言う、今では存在価値のほとんどなさそうな組み合わせ。
 狩猟の後、肉に胡椒をかけるためにあったそうな。

 ようやく絵画が出てきた。

 レンブラント「ガニュメデスの誘拐」
 鷲が赤ちゃんをさらっていく絵。その赤ちゃんは恐怖のあまり顔はゆがみ、おしっこをもらしている。そら、鷲に空高くさらわれていったら、怖くておしっこも漏らすわな。
 ガニュメデスは話ではゼウスが酌をさせるためにわざわざ鷲に変身してさらったほどの美少年だったらしいのだが、ここではなぜか赤ちゃんになっている。

 バルタザール・デンナー「すみれ色のスカーフを被る老女」「金色のスカーフを被る老女」
 「すみれ色の−」 を見ると、まるで写真のよう。こんな絵が油絵で描けるのか?と思うほどすごい。
 その隣に展示してあった「金色の−」 もかなりうまいが、「すみれ色の−」 を見てしまうと、かすんで見える。

 そして、ついにやってきましたよ、フェルメール。

 ヨハネス・フェルメール「窓辺で手紙を読む若い女」
 これが目的で、ここまでやってきたのだ。
 窓からの外の光で誰かからの手紙をじっと読む女性。暗い部屋に差し込む光がやわらかく彼女を引き立てているように見える。この光が好き。文句なしに好き。
 カーテンのシワ、テーブルクロスの質感がしっかり感じられる。
 それにしても、この手紙の差出人は誰なんだろう。

 これで終わり、と思ったらまだあった。
 フェルメール作品を見終わった時点で、見るモードが解除されてしまったが、しばらくして復活。

 結局、鑑賞時間は4時間弱。かなりのボリュームで満足行く鑑賞だった。

 ドレスデン国立美術館展

(2016.4.15追記)
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 今年と来年にかけて、日本におけるドイツ年だそうで、そのメインプロジェクトとして、ドレスデン国立美術館展が兵庫県立美術館と国立西洋美術館で開催されます。
 兵庫県立美術館は2005年3月8日−5月22日、国立西洋美術館は2005年6月28日−9月19日。

 その中で、「窓辺で手紙を読む女」(ヨハネス・フェルメール)が出品されます。
 これはぜひ見たい。行く事決定です。

 絵画の展覧会へ出かけるのは久しぶり、とても楽しみです。

(2016.4.15追記)
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