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 心に残る作品を求めて・・・。

<20130245 中谷宇吉郎の森羅万象帖展>
 2013.3.7-2013.5.30 水休
 10:00-17:00
 LIXILギャラリー大阪
 大阪市中央区久太郎町4-1-3 伊藤忠ビル1F LIXIL大阪水まわりショールーム内(移転)

 雪の研究で有名な中谷宇吉郎氏の研究ノートや雪の結晶の写真などの展示。

 火花放電の形の多様性。とても美しい形をしている。
 この研究も飛行船の墜落の原因究明と言う実際に役に立つこと。

 雪の研究は北海道大に来て、風土に根ざした研究をするということから。
 雪の結晶の膨大な写真データによる観察と分類。
 そして、雪の結晶を人工的に作り出す。
 それによって自然の雪の結晶を観察することでその結晶ができた環境がわかり、気象条件がわかる。
 雪の結晶を成長させるのに適した土台がウサギの腹毛だそうな。
 突起があって、そこを核として結晶が成長するとのこと。

 氷の研究
 力を加えると金属と同じような性質が出てくることから、氷は金属であるという言葉を残す。

 実践科学
 科学で大切なことは役に立つこと。
 基礎研究をしっかりしてから問題を解決する。
 綿密な現場調査と実験により、現象を見極める姿勢。
 科学映画を制作することで一般人への啓蒙活動。

 師である寺田寅彦氏との出会いから、火花放電の研究、そして雪や氷の研究。
 一般人への啓蒙のための科学映画作り、現実に役に立つ科学を目指していた中谷宇吉郎氏。
 全ては世の中に役に立つ科学を実践すること。
 現場調査と実験を積み重ねることで、しっかり基礎を積んで、問題を解決する。
 決して付け焼刃ではない解決法。

 現代の様々な問題に対して、このような科学的な思考ができているだろうか。

 中谷宇吉郎の森羅万象帖展