稲葉高志個展「時の積層/意図と法則と偶然」
2017.11.15-2017.11.26 月火休
17:00-22:00 水-金 13:00-18:00 土日祝
pad gallery
大阪市北区堂山町5-17 堂山数寄ビル
素粒子が衝突して異なる素粒子が生まれ拡散しているようなイメージを受ける。
まだ光が直進できない時期の宇宙を思い浮かべる。
鏡の上から樹脂を垂らしたように見えるが、ガラスに樹脂を付着させ、アルミ蒸着で樹脂を挟み込んでいるため表面は平滑。
作品の樹脂のドットとラインは乱雑に付着させているものではなく、明確な意図を持って付着させているとのこと。
樹脂の点と線は時刻と時間の流れ。作品の構造はガラス、樹脂、アルミニウムの積層。
「時の積層」と言うタイトルに納得。
今回の作品は透明樹脂そのままと一部着色した樹脂を付着させているが、以前の着色なしの作品をポートフォリオで見せてもらうと透明樹脂のラインが素粒子が通過した軌跡に見え、まるで霧箱のようだった。
pad gallery外観。