デジカメを見るとなぜかバッテリ160分の表示。
 なぜ復活したのかわからないが、とにかくこれからもこのデジカメを使うことができるようだ。
 このデジカメが生きている間におれの望むデジカメが発売されることを祈る。

 デジカメが使えるのなら、早速ネコを探しに外に出よう。
 午前中は曇っていたのだが、午後になって日が差してきて、ネコがひなたぼっこでもしてるかなと思いつつ、道を歩く。

 近所の公園の茂みの中に、ここに住み着いてる黒ネコの親子がいた。こそっと近づくも、親はすぐに感づいて少し逃げる。子供は今日は寝ぼけ眼でこちらを一瞥して、再び夢の中へ。
黒ネコの親子。

 今日は久しぶりに神社の北側の散歩道に行ってみることにした。ここにはネコが多数生息しているんだった。
 歩いていると、ネコがあらわれた。毛艶がいいネコだ。右耳を見ると少し切ってある。ここのネコは有志が金を出して避妊手術を施していると以前聞いた。避妊した印がこの右耳と言うわけだ。
 身体を摺り寄せてくるから写真が撮りにくい。しかし擦り寄って来てくれるネコを追っ払うようなことは到底できない。しばらくこのネコと遊ぶ。
散歩道のネコ1。

 もう一匹ネコに出会った。
さいちゃん。
 またこのネコも人懐っこいネコで、身体をしきりに摺り寄せてくる。写真を撮ろうとしても、じっとしてくれないし、擦り寄ってくるので撮りにくい。写真を撮るのはあきらめて縁石に座って相手していると、犬を連れたおっちゃんとおばちゃんがやってきて、話しかけてきた。

 話しているうちに、以前、神社でネコを撮っているおれの隣で、周辺住民と話し合いをしていたおっちゃんであることがわかった。おっちゃんがおれをなんとなく覚えていたらしい。

 そして、話していくうちにおれも思い出した。このおっちゃんは去年の夏ごろにおれがここを訪れたときに、ここのネコたちの世話していることを話してくれたおっちゃんだ。右の耳を切ってあるネコは避妊しているネコだというのをこのおっちゃんから聞いたんだった。

 おっちゃんとおばちゃんはこのネコを「さいちゃん」と呼んでいるそうだから、おれもそう呼ぼう。