2018伊丹国際クラフト展“酒器・酒盃台”
2018.11.17-2018.12.24 月休(祝日の場合翌日休館)
10:00-18:00 入館30分前まで
伊丹市立工芸センター
伊丹市宮ノ前2-5-28
〇〇〇
入賞作品は入り口近くなのかと思ったらエリアの中央にあった。
端から展示エリアを周り、中央へ向かうように鑑賞する流れ。
いつものように目を惹いた作品を紹介。
写真があればいいんだけど撮影禁止なので文章だけで。
なお、展示作品を紹介している図録が販売されています。
(入選作品)
島本契司さんの作品(島本契司:ふたりでお酒を)は木で作られた酒杯と木で作られた串焼。面白い。
南公二さんが出展されていた。(南公二:乾杯劇)
作品は久し振りに見るけど、お馴染み猫と歯車をモチーフにした陶器作品。
このシリーズ、以前に見たことがあるような。独特の表現がいい。
一風変わったと言えば東亨さんの作品(東亨:立呑杖)。細長い杖の上に小さな杯。杖と酒器の組み合わせは思いつかなかったな。
以前、この人の作品を見たことがあるが、コンテンポラリージュエリーの展示にどこかの川の水を時計皿で封入したちょっと変わった作品だった。
(選抜展@ gallery C.A.J.の展示)
横山栄一さんの作品(横山栄一:そそぐ)は傾斜を付けた木の枠に注ぎ口のついた入れ物が並んでいて、上から酒を注いでいくと並んだ入れ物に酒が流れていくというもの。これは酒を注いでみたい。
(入賞作品)
酒器としてではなく、面白いと思ったのはLIN Chunさんの作品(LIN Chun:Waiting to be Fixed)。
エポキシパテなどで構成される器だが、どこかのビニルパイプを切ってきたような感じで、面白いけどこれで酒を飲むかと言われたら、いやちょっと・・・となるかな。
(伊丹賞)
清水美由希さんの作品(清水美由希:紬-TUMUGI-)はとてもしっくりくる器。面白味はないけど、とても整っていて、お酒を飲むにはしっくりくる。
(白雪・伊丹諸白賞)
三野直子さんの作品(三野直子:BUCHI KUCHI)は見ていて美しいガラスの器。三角錐を頭頂部でつなぎ合わせた形状。美しいし、お酒にも合う感じがする。
(グッドマテリアル賞(佐竹ガラス賞))
工芸的なものからコンテンポラリーなものまで、幅広い作品が集まっていて、とても見ごたえのある展示だった。
酒器というなまじ実用性を求められる作品で、いわゆる一般の美しさを求めるのか、奇抜なものを求めるのかを考えるのも面白いんだろうなと思う。
私は酒が飲めないので奇抜な方がいいなぁと思うんだけど、口をつけるものだからそれなりのモチーフにしておかないとと思ったりする。
その点で言うとLIN Chunさんの作品は面白いんだけど・・・と思ってしまう。
私が賞を出すとするならば、東亨さんの作品「立呑杖」に出したいw
入賞作家の作品で酒が飲めるイベントなどもあるらしいので興味のある人はぜひ。
展示場を出たところで、どの酒器で酒を飲みたいかという投票があったので投票してきた。
まあ、飲めないんだけど。
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