
移転しました。
Nii Fine Arts 移転記念展
2018.5.25-2018.6.10
11:00-19:00
Nii Fine Arts
大阪市北区中津1-15-37 キタの北ナガヤ101号
出品作家(敬称略)
樋勝朋巳・野口琢郎・谷川夏樹・稲田早紀・光嶋裕介
藪乃理子・内藤由樹・笠井遥・国本泰英・平松絵美
〇〇〇
北浜から中津に移転し、その記念の展示会を開催しているNii Fine Artsに行ってきました。
展示はこのギャラリーに所縁のある作家さんの作品。
このギャラリーはリノベーションした長屋の一室。
他にも事務所や飲食店、2Fには民泊施設が入るそうな。
全体としてはまだ工事中みたい。
「稲田早紀さんの作品を見たことがあります。」とスタッフと思しき女性に話すとその人が稲田早紀さんだった。
作家さんと話しできるのはうれしい。
特に目を惹いた作品の感想やら。
藪乃理子さん。
自分を被写体とした写真。展示されていたのは水の中に自らの体を沈めて撮影した「水葬」。
水のフィルターを通したセルフポートレート。
人が波立った水に揺らめいて溶けていくような感じがした。
このギャラリー以外で見た記憶があるが、KG+かな。
撮影時は水をためた浴槽に潜り、自ら波立たせているそうな。
内藤由樹さん。
雪山の写真に金色の人のシルエットを貼り付けているコラージュ。
白い景色の中に金色のシルエットの意図はちょっとつかめなかったが、大自然と人間の金銭的な欲望との対比があるのかなぁなんて考えてた。
作家さんは世界各地を回って撮影されている写真家。
笠井遥さん。
岩絵具のを重ね塗りして、それをニードルでひっかいて描く手法の作品。
異なる色の絵具を重ねて塗っているので、ひっかく度合いによって異なる色が現れる。
タンポポの綿毛や花を描いたものが展示されていた。
谷川夏樹さん。
灯台と海、そしてコンテナ。
このコンテナの絵、大阪市内で見たことあるな。
そういうキャラクターを設定しているらしい。
稲田早紀さん。
シロツメクサ2点の他にサクラの花、球根。
シロツメクサの作品は彼女の作品の中では最も多い題材。
作品に描かれたシロツメクサの花は実際の花と比べるとかなり大きく、そして細かいところまで描かれている。
昔から近くで見ていたからその感覚で絵にするとこうなるとのこと。
時々土を描きたくなるとのことで、今回の作品にも土のついた球根の作品があった。
特に球根の根と付いている土の表現がいい。土を実際絵に貼り付けてるのかというくらいの存在を感じる。
以前のギャラリーには何度か足を運んだと思ったのだが、私の記録によると2回、しかも渡部裕二さんの個展のみだった。
稲田早紀さんのシロツメクサの作品はその時に見て記憶に残っていたのだろう。
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