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ギャラリー散策 に参加中!
<はじまりは金属から>
 2017.2.15-2017.3.5 月火休
 13:00-18:00
 gallery C.A.J.
 京都市中京区富小路御池下る松下町129

 浅野式子 安藤康裕 岩田広己 小林京和 常名泰司 周防絵美子 田口史樹 三島一能 平川文江ほか(出展作家、敬称略)

 京都市勧業館みやこめっせから徒歩でgallery C.A.J.へ。
 ここに来るのも久し振り。
 今回は小林京和さんの作品が展示されているというので足を運んでみた。

 外から見えるショーケースに小林京和さんの作品があった。
 多面体を組み合わせた構造物の中にガラス球を入れている。
 立体構造の高分子の空間に金属原子を内包したイメージが頭に浮かぶ。

 中に入り、作品を見て行く。
 小嶋崇嗣さん。
 プラモデルのランナーを組み合わせた作品。
 こういうものも組み合わせていいのかと驚く。

 田口史樹さん。
 タガネでシルバーをたたき、それを糸鋸でくりぬく。
 表面の乱反射による輝きが美しい。

 小林京和さん。
 正十二面体を複数接続した作品。その正十二面体の対角線もステンレスワイヤーで結んでいる。
 その姿は四次元多胞体の三次元に投影したものを彷彿とさせる。

 本当にこの人の作品は美しい。見ていて惚れ惚れする。
 ワイヤーアートやフレームによる立体構造が好きな人は惹きつけられると思う。
 スポットライトでワイヤーがキラキラ輝くのを愛でるのと同時に、下に映ったワイヤーの影を眺めるのもいい。
 影は三次元立体の二次元への投影。ライトの方向によって形状も変わる。

 いい作品を見ると饒舌になる。
 小林京和さんの作品を見た時のイメージについてギャラリーオーナーさんと話す。
 高分子の構造内に原子を内包しているイメージ。
 フラーレンの話をすると、新作にその形状のものがあるという。
 正十二面体を複数組み合わせた作品には、四次元空間の立体(多胞体)の三次元空間への投影のイメージがあると伝える。

 小林京和さんの作品はもちろんのこと、他の作家さんの作品も目を惹くものが多く満足できる展示だった。
 デザインのアイデアがあって、それを具現化できる技術がある。
 その両輪があってこの素晴らしい作品たちが世に生まれる。

<Mirjam Ala-Rachi展「parting」>
 2017.2.21-2017.3.5 月休
 15:00-19:00 最終日18:00まで
 Art Spot Korin
 京都市東山区元町367-5

 ここは始めて来るギャラリーだ。艸居の道を挟んで対面の奥にある。
 閉廊15分前に到着。
 20僉30儖未了罎観音開きに折られ、ギャラリーの壁に20枚ほど貼られている。
 和紙らしき紙の表面には木の年輪のような柄、観音開きの中には金色の塗料がついているものがほとんどで、ついていないのは2つだけ。

 何かようわからない。
 出ようかと思ったが、何回か作品を見て、話を伺うことに。
 作家さんが自分の内面にあるイメージを形にしたものだという。

 現代アートはコンセプトをつかめないことが多くて、それをつかむのも鑑賞の一部。
 作家の意図をつかまなくてもいい。自分なりのものを得られたらいい。

 金色の塗料が塗られていないのが2つだけなのは何故かと問うと、それは自分で考えてくれとのこと。


 久々に京都のギャラリーを巡って、アートって面白いなと再確認。

(2017.3.15追記)