心に残る作品を求めて・・・。
<ARTSTREAM 2012>
2012.10.26-2012.10.28
10:00-20:00 最終日17:00まで
大丸心斎橋店北館14階イベントホール
大阪市中央区心斎橋筋1-7-1
ARTSTREAM 2012
新進アーティストが集まって自分の作品をアピールする展覧会。
先日展示を見た片岡健助さんが出展されている。
最終日、ほとんどの作家さんが自分のブースにいて、観覧者にアピールしていた。
目を惹き、一目でわかりやすい作品には人が多く集まり、一言でコメントしがたい作品は閑散としていると言うのはまああり得ること。
アピールが得意ではない作家さんや、アピールが空回りしてそうな作家さん、ブースを観察しているとそういう所も気になってくる。
以前、作品を見させてもらった作家さんが出展していた。
素人ながらギャラリーをまわることを趣味としている人間として、以前ギャラリーで作品を見て、話をさせてもらった作家さんと思わず再会することは何だか嬉しい。
気になった作家さんについて。
asaruさん
子供の時、定規を使って絵を描いたことがある。
そんなことを思い出すような絵。
ところどころに直方体や三角錐などの立体が描かれているのが何だか気になる。
リアルにきっちり描いているわけではないが、その隙が何だか入り込みやすい感じを受ける。
元々版画をされていたそうで、それとは作風は違うが、根底に流れているものは同じだという。
直方体などの型紙を用意し、それをなぞって描いていたり、同じ構図の絵を何枚も描いていたり、全体の原盤を作らずに自分の手で描く行為を版を刷るイメージになぞらえて創作しているそうだ。
片岡健助さん
「だめにんげん」シリーズの展示。
先日神戸で拝見したものと同様。
ゆるさと寂しさ、悲しさを同居させた紙粘土の人形。
稲田ひかりさん
以前イロリムラで個展を拝見した。
鋳物の立体作品。
プレーリードッグ?が身体はテーブルの穴から下に落ちて、顔だけ引っかかって残っている作品が展示されていて、見たことあるぞと思い出した。
蛇目さん
アクリル絵の具を何層にも重ねて、それを削って面白い模様を作り出す作家さん。
以前、ART COCKTAIL にて個展を拝見させてもらったことがある。
普通は塗り重ねて作品を作るところを、まずは重ねて、それから削るという発想が面白い。
どんな模様が出てくるかも本人が操作しづらいのもまた面白い。
<なんか変、ちょっと変、だいぶ変>
2012.10.23-2012.10.28
13:00-20:00 火-金 12:00-20:00 土 12:00-18:00 日
ギャラリーマゴット
大阪市西区新町1-8-24 四ツ橋プラザビル7F
変な写真と言うことで、ギャラリー・アビィで言う「街の違和感」的なものをおぼろげに頭に浮かべながら見たが、マゴットはやっぱりマゴットで、毛色の違う作品が並んでいた。
今回出展の3人の「変」に対する考え方の違いが浮き彫りになった面白い展示だと感じた。
<ばんひろみ写真展「飄逸の猫 -点猫・8-」>
2012.10.25-2012.11.4 10/31水休
12:00-19:00 最終日18:00まで
雑貨と喫茶とギャラリーと ひなた
大阪市中央区谷町6-6-10
ばんひろみさんの恒例の猫写真展。
今回のタイトルにある「飄逸」。
普段の生活ではなかなか使うことのない熟語。ばんさんの秋の個展のタイトルっていつも難しい熟語がついてる。
意味は「世俗の煩わしさを気にしないでのびのびしていること。また、そのさま。」だそうです。
猫ってそんな生活してるよね。
今回の展示は、人の生活圏に近い猫達の写真が多いと感じた。
看板猫らしき猫もいる。
以前のイメージとはまた異なる世界観が広がっている感じ。
人々の暮らしの中で猫も暮らしているけど、猫はマイペース、飄々と、のびのび暮らしている。
時間の流れが違うと言うか。
そんな猫達を写し込んだ写真で、この場が猫時間に変換されたような感じを受けた。
一番奥にあったDMにもなった平太くんの写真。蛙跳びのスタイルにやっぱり平太くんやなあと思った。会ったことはないけれども何だかそう思えた。
彼も今はまさに世俗を離れ、のびのびとやっているんだろう。
飄逸の猫とは平太くんのことやなあとしみじみと心にしみた。
今日は、ぼちぼち農園さん の販売の日。
「インカのめざめ」と言うじゃがいもを買ってみた。
ネコを飼っているとのことで、ネコ談義が楽しかった。
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