魅力的な作品はどこにある?
<Ceramic Site 2012>
2012.6.11-2012.6.23 日休
11:00-19:00 月-金 11:00-17:00 土
ギャラリー白/白3
大阪市北区西天満4-3-3 星光ビル2F/3F
陶器として見なくても、形状的に興味をそそられる作品が並んでいる。
もうCeramic Site(陶芸サイト)じゃなくていいのではないかと。
球面のブロックを組み合わせて中空の球体を作り上げた作品。
鳥の骨格を模した作品。
クラインの壺を彷彿させる作品。
立方体から何かが生えている作品。
表面がイボイボの作品。
これらは陶器だ。
陶器として、陶器でどこまでできるのかと思わせなければならないと考える。
陶器だからこそ、驚きの目で見る作品もある。
この中でインパクトはないものの、後からじわじわくるものが須浜智子さんの作品。
球や立方体、柱体から枝のようなものが生えている。
その形状はそんなに奇妙なものではないが、見ていて面白く、何故か気持ちが穏やかになるのを感じる。
立方体の側面から生えているチューブ状の枝の高さはその立方体の高さで切られ、その断面のエッジは淡い黄色に塗られている。同じく立方体のエッジも黄色く塗られる。
その他の部分は淡いブルー。
色の取り合わせの妙と言うか、この色だから安らぐのかも知れない。
円柱状から生えている3本の茎にある葉っぱが正五角形。
それが頂点を寄せてわずかな間隙できれいに並んでいるところなんか、なんとも可愛らしいじゃないか。
<千原眞理子ウッドバーニング展>
2012.6.18-2012.6.23
11:00-19:00 最終日17:00まで
現代クラフトギャラリー
大阪市北区西天満4-6-24
ウッドバーニングと言う木の表面を焼いて描く手法の動物たちの絵の展示。
以前からこの作家さんのネコ科の動物の絵を見る機会が多く、今回もネコ科率高し。
点描画の様に描かれた作品は迫力あるトラの姿、威厳のあるユキヒョウの姿を写し出す。
写真のネコをその隣に描いたフォトフレームなどのインテリアやアクセサリーなども置いてあり、好きな人にはたまらない展示内容。
<荒木奈緒「爪のうえで光らせる屑、音、うつくしいマリア」>
2012.6.11-2012.6.20
12:00-19:00 最終日17:00まで
ハッテンギャラリー
大阪市北区西天満4-8-5 衣笠ビル4F
セルフポートレート作品。
A0写真を床の近くに貼る展示が珍しい。
作家さんいわく、自分の目線がいつも下にあるから、下に貼るのが自然だと考えていたそうな。
自分の写真をでっかく自分目線で展示。どれだけ自分中心やねん(笑)
椅子に座ってみるとちょうどいいくらいかと。
写真にでっかく写っている本人と話をするというのは何だか面白い。
展示した写真をこの後どうするのかと聞いたら、さすがに部屋に貼るわけにもいかないし、さりとて捨てるには惜しい、と言うことで丸めてどこかにしまっておくとのこと。
「うつくしいマリア」って誰のこと?って聞くのを忘れた。
<高松次郎展「The Birth of Land」>
2012.6.18-2012.7.4 日月休
11:00-19:00
YOD Gallery
大阪市北区西天満4-9-15
ギャラリーの前を通りかかったら開いていた。
告知はなかったので、開いているとは思わなかった。
そして「高松次郎展」との貼り紙。
YODで高松次郎って書いてあったら、あの高松次郎だと思う。
入ってみると、自分の思っていた高松次郎の作品とは違っていた。
絵本の挿絵の原画展だった。
コンパスと定規で輪郭を取って、それに色彩をつけている作品は「国生み」と言う絵本の挿絵。
もう一つは宮沢賢治作品の絵本の挿絵。
あとで調べると、やっぱりあの高松次郎の作品だった。
私が知らなかっただけでした。
私が知っている高松次郎作品は国立国際美術館にある「影」。
今回の展示会はそれより新しい作品らしい。
ちなみに、今回の展示の告知がなかったのは常設展だからとのことでした。
<夜景>
2012.6.19-2012.6.24
11:00-19:00 最終日17:00まで
ギャラリーアルテスパーツィオ
大阪市北区曽根崎新地2-1-13 巽住宅梅田ビル302
夜景をテーマにした公募展。
恒例の投票もあり。
夜景と一言で言ってもいろいろなものがあり、ほとんど光のないところの夜景から、きらびやかな都会の光があふれる夜景まで、作家さんそれぞれが思う夜景を見ることができた。
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