2012/05
■ネコはよく眠る。
■ギャラリー散策20120531。
魅力的な作品はどこにある?
<黒猫展>
2012.5.24-2012.6.3 5/29火休
12:00-20:00 最終日19:00まで
nearly equal gallery
大阪市北区中崎2-3-28 Guignol 2F
黒猫限定のイラスト展。
階段を上がるとそこには黒猫のオブジェ。以前、ここで個展を開催されていた松長大樹さんの黒猫だ。
こじんまりしたスペースの壁に作品が並ぶ。
可愛らしいもの、ファンタジー的なもの、そしてこれはテーマに合ってるのか?と言うものもあるが、一点これは作品か?と言う不可解なものがあった。
インパクトはあるが、どうもいただけない。
zunchiさん
猫のマトリョーシカ、傘猫のイラストが可愛らしい。
ミワコさん
花を渡す猫、渡される猫、双方の表情がうまく表現されている。
シンプルなイラストでストレートに伝わってくるのがいい。
<南公二陶展>
2012.5.29-2012.6.6 6/4月休
12:30-19:30 火-土 12:30-17:00 日最終日
ギャラリー びー玉
大阪市北区紅梅町2-6 昭和ビル206号室
陶器作品の展示。
入口から異世界の雰囲気を醸し出す作品が並ぶ。
作品が表す世界観はヨーロッパの古い街並み。どこか退廃的な雰囲気もある。
刃が合わないハサミ、刀身が曲がったナイフ、そして猫のマリオネット。
ワイングラスの柱も曲がり、黒猫が鎮座したり、爪を研いだり。
ああ、魔女のいる世界なんじゃないかと思った。
しかし、その中で歯車が多用されているのはなぜか。
この頃の人からすると機械は魔術か何かだと思うだろう。そう考えると機械を象徴すると思われる歯車もあっていいのかも。
マグカップはこの装飾でこの重さ?と言うくらい軽く、形も面白い。
ワイングラスも使うのがもったいない感じて、眺めながら別のグラスで飲むって感じ。
まあ、私は飲めないんですが。
<うめぐみ写真展6〜Four Seasons〜>
2012.5.28-2012.6.3
15:00-20:00 13:00-20:00 土 13:00-18:00 最終日
10WGallery
大阪市中央区平野町1-6-8-901 メロディハイム平野町10F
ねこふんのトリを飾る恒例の猫写真展。
今年は四季と言うテーマでメンバーが撮った写真を展示、昨年までの個展の集まりとは違う趣向だ。
テーマの縛りで何かの不自由さが感じられるのならばそれは面白くないが、全体としてのまとまりが生まれて、グループ展の意義も出てくるかと。
四季と言うことで、猫と周りの景色と合わせて表現する写真が多くなる。
今までのうめぐみ展の雰囲気とは異なって見える。この展示はいい。
そして、日頃は自分の飼い猫の写真をメインに出しているメンバーも外猫の写真を出しているので、そこも新鮮に感じる。
昨年と比べて雰囲気の変わった写真展だが、変わらないのは写真を見ながらのメンバーとの猫談義の楽しさ。
これは変わらないでいただきたい。
■2012年6月以降の展示会情報。
(2012.2.24 ■ふーん。より。)
2012年6月以降の私が気になる展示会情報を書いておきます。参考までに。
載せるなっていう人はメール下さい(kuhkatze.n@gmail.com)。
消しますので。
猫関連の展示会情報があれば教えて下さい。コメントでもメールでも。
(2012.5.31現在)
(フェルメール関連)
フェルメール光の王国展
(-7.22 東京 フェルメール・センター銀座)
ベルリン国立美術館展〜学べるヨーロッパ美術の400年〜(展覧会公式サイト)
(6.13-9.17 東京 国立西洋美術館)
マウリッツハイス美術館展 オランダ・フランドル絵画の至宝(展覧会公式サイト)
(6.30-9.17 東京 東京都美術館、9.29-2013.1.6 兵庫 神戸市立博物館)
(その他、私が注目している展示会情報)
今村源・袴田京太朗・東島毅「Melting Zone」(-6.2 大阪 アートコートギャラリー)
柳本明子展(-6.2 大阪 CAS)(刺繍作品)
Seeds 河原林美智子展(-6.2 京都 ギャラリーギャラリー)(ファイバーアート)
軸ー重力・反重力 Axis - Gravity・Anti gravity(-6.23 大阪 ギャラリーノマル)(木材とジャッキを用いたインスタレーション)
塩田千春 私たちの行方(-7.1 香川県丸亀市 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)
現代の写実。ホキ美術館名品展(-11.11 千葉県千葉市 ホキ美術館)(写実画)
第27回公募2012日本ジュエリーアート展(6.1-6.10 兵庫県伊丹市 伊丹市立工芸センター)(装飾具)
笹川治子「case.A」(6.1-6.17 大阪 Yoshimi Arts)(ミクストメディア)
高松次郎:万物の砕き(6.6-7.4 東京 Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku)(ミクストメディア)
KyoとSamの立体作品展(6.10-6.16 兵庫県西宮市 ギャラリーストラッセ)(皮革とガラスの立体作品、からくり作品)
neutral production展(6.16-7.7 大阪 CAS)(映像インスタレーション)
(ネコ関連イベントの備忘録、京阪神中心)
猫写真やイラスト、立体物など猫関連の展示があるイベントをリストアップしています。
ネコメインのイベントではなくても知人のネコ関連の出展や注目している作家さんのネコ作品があればここに書いています。
ハーベストクラス展「Harvest vol.17」(-6.2 大阪 フォトピアギャラリー)(通勤ネコさんの猫写真)
2012年 にゃらまち ねこ祭り(6.1-6.30 奈良市 奈良町界隈)(猫イベント、猫グッス販売など)
梅小路公園手づくり市(6.2 京都 梅小路公園)(京都どうぶつあいごの会さんの猫写真や猫グッズ)
新美敬子写真展 地中海の休日〜マルタ、ロドス、シシリーの猫と犬〜(6.7-6.19 大阪 パナソニックセンター大阪 2Fコミュニケーションスペース)(犬猫写真)
長靴をはいた猫展(6.7-7.2 大阪 JAM POT)(薄荷座さんのフェルト猫)
なんでもペーパー!おもしろペーパー!(6.8-6.17 大阪 雑貨と喫茶とギャラリーと ひなた)(猫屋芳樹堂さんの猫グッズ)
夜景(6.19-6.24 大阪 ギャラリーアルテスパーツィオ)(カワヰヨモギさんの猫写真)
同伴避難〜家族だから、ずっといっしょに〜(6.28-7.3 大阪 ギャラリーOK)(犬猫の写真展)
ねこのはこ!(7.7-7.8 神戸 神戸ファッションプラザ3F サン広場)(猫モチーフの作品の展示・販売)
看板ねこ展 in 門司港(7.12-7.16 福岡県北九州市 めがねのヨシダ門司港店 2Fギャラリー)(ばんひろみさんの猫写真、ごとー猫首輪製作所さんの猫首輪)
猫300%(7.26-8.6 大阪 猫の箱)(森野忠晋さんの猫写真)
(ネコ見っけ!のコーナー)
ネコメインではないけれどもネコ関連の作品がある展示会。
南公二陶展(-6.6 大阪 ギャラリーびー玉)(猫の陶器作品)
秋本幸一展(-6.7 大阪 ラッズギャラリー)(日本画、猫の絵あり)
イラストレーター佐藤邦雄展:動物美術館(-6.8 大阪 大阪成蹊大学 ギャラリー<spaceB>)(猫のイラストあり)
<猫ふんじゃったなギャラリーたち2012>
はじまりました!
春の大阪の一大猫イベント、猫ふん関係はここにまとめます。
猫文学展(-6.3 大阪 22tu-tu gallery)
風雅2012春 にゃんこ展(-6.3(2部) 大阪 ギャラリー風雅)
黒猫展(-6.3 大阪 ニアリーイコールギャラリー)
うめぐみ写真展6〜Four Seasons〜(-6.3 大阪 10WGallery)
■身体がついて来ん。
■鼻が利く。
■中は楽しそうだ。
■あなたは私の枕。
■ギャラリー散策20120529。
魅力的な作品はどこにある?
<中島宏写真展「淀川模様」>
2012.5.29-2012.6.3
11:00-19:00 最終日17:00まで
ギャラリーアルテスパーツィオ
大阪市北区曽根崎新地2-1-13 巽住宅梅田ビル302
淀川の周りで撮った風景の写真展。
淀川と言えば、大阪を流れる代表的な河川。ちなみにうちのシマとクロもこの川沿いで出会いました。
川には釣りをしている人、ジョギングしている人、野球している人がいたり、ここにお住まいの方もいる。
そして、いろんな物が流れ着いたり、捨てられていたり、良くも悪くも人の営みを映し出している。
その何気ない風景をモノクロならではのシンプルで存在感のある写真に仕上げている。
モノクロで撮る理由は何だろうと考えてみる。
雲の重さを表現するにはモノクロの方がいいのかなと考える。
テーマ、被写体も重厚な物を選ぶのがいいのだろう。
モノクロならではの表現法について考えさせられ、また参考になった。
■人気者は辛いぜ。
■大丈夫、あなただけじゃない。
■ギャラリー散策20120528。
魅力的な作品はどこにある?
<軸ー重力・反重力 Axis - Gravity・Anti gravity>
2012.5.26-2012.6.23 日休
13:00-19:00
ギャラリーノマル
大阪市城東区永田3-5-22
ギャラリーに入ると目の前に大きくて黄色い布。三次元面のグラフを思い浮かべる。
壁には楕円形に切り取られた鉄板が10枚ほど貼り付けられている。
楕円形の板がバランスを取っている姿のよう。
重力を表現するのは比較的簡単ではないかと思う。
この地球に、いやこの宇宙の構造を決めているのは重力で、何かがあればそこには重力が働いている。
それを一目でわかるようにしてやればいい。
黄色い布が垂れているのは重力が働いていることを如実に示している。
一方、反重力を表現するにはどうしたらいいだろうと考える。
それが、「不可解な宇宙」シリーズなのだろう。
ちょっとピンとはこないが。
ポートフォリオを見ると、興味深い作品がいくつかあった。
これらの作品もいつか見てみたいものだ。
■夕焼け小焼け。
■すっかり夏の風景。
■ギャラリー散策20120527。
魅力的な作品はどこにある?
<math collecting at NOMA>
2012.5.25-2012.5.29
12:00-18:00
NOMA
兵庫県川西市南花屋敷3-19-24
「数学」がテーマと言うことで興味がわくものの、ツイッターで流れてくる写真を見て私が思っているものとはちと違うかなと思いつつやってきた。
影絵の展示として見てみると・・・
見せ方にとても感心する。
影を操るには光を操らなければならない。光源を変えることで見え方、雰囲気が変わる。
数学というテーマから見てみると・・・
扱われていたものは、
四色定理、黄金比、循環小数、熱伝導。
単純に数式と図形や関数、グラフを結びつけているものはよくあるものだが、それを越えた表現、アーティストとしての表現があって、それが面白い。
そしてただ形からというのではなく、内容も包合した作品に仕上がっている。
数学に携わる人にも検証してもらっているそうだ。
「数学は誰も傷つけない。」
この言葉が心にしみた。